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2009年08月09日(日) オバマジョリティー 核廃絶は実現可能か。

東京新聞:広島平和宣言全文

朝日新聞:「核兵器のない世界」へ 長崎平和宣言(全文)(1/3ページ)
「核兵器のない世界」へ 長崎平和宣言(全文)(2/3ページ)
「核兵器のない世界」へ 長崎平和宣言(全文)(3/3ページ)


毎年思うことですが、平和宣言全文を読むと、

いつも長崎市長のほうが、

核を持っている国々と、これから持とうとしている国々に対して

平等に核放棄のメッセージを投げかけているので、

賛同できるところが多いです。

ところで、オバマ大統領の核兵器廃絶宣言後に不思議に思ったのが、

広島と長崎市長にしても、

共産党の議員を含めた政治家にしても、

被爆者団体や反核団体にしても、

日本の既存メディアの論調にしても、

オバマ大統領の主張に絶賛し賛同しながらも、

核兵器の廃絶を世界に呼び掛けるのなら、

一番最初に核兵器使った自国が、

まず一番最初に核兵器を放棄するという行動で示すべきだ。

と主張する人が出てこなかったことです。

オバマ大統領の宣言に支持しつつも、

それぐらいの強いメッセージを付け加えてみても

良かったのではないかと思います。


はたしてアメリカにしても、

ほかの国々にしても核兵器を捨て去ることができるでしょうか。

理想としては、すべての国が核を放棄することは素晴らしいとはいえ、

武器なんてものは、一度、持ってしまうと手放すことは難しく、

また核兵器を持つことは、国益を考えた上での抑止力を含めた戦略的道具や、

恐怖心や疑心暗鬼の表れとも言えるので、

2030年までに核保有国が核を放棄するのは、

かなり難しいと思えてならないのですが。


オマケ『たかじんのそこまで言って委員会』8月9日放送分
反核団体の会長を交えての討論テーマは「核廃絶は実現可能?」














名塚元哉 |←ホームページ