西松建設の件が出てくるまでは、野党もマスメディアも自民党内の一部議員からも毎日、麻生政権に「解散」を迫っていたものですが、西松建設から違法な献金を受けたとして、小沢氏の第一秘書が東京地検特捜部に逮捕されてから、パッタリと「解散」を言わなくなってしまいました。それどころか、今、解散総選挙になると自民党が勝つことも有りうるので、あれだけ解散を麻生首相にお願いしていたのにもかかわらず、その「解散」を連呼していた人ほど、「今、解散なんてとんでもない!」とまで言い出す始末で、ホント、自分勝手なものですね。◆麻生首相の著書、「とてつもない」売れ行き ネット掲示板“祭り”呼びかけで (1/2ページ)麻生首相の著書、「とてつもない」売れ行き ネット掲示板“祭り”呼びかけで (2/2ページ)麻生太郎首相が外務大臣時代の平成19年6月に出版した「とてつもない日本」(新潮新書)が10日、全国で爆発的に売れるという珍現象が起こった。 これまでの発行部数は約20万部だが、支持率の低迷とともに現在はほとんど「死んだ状態」(出版関係者)だった。 ところが、アマゾンの書籍ランキング(11日現在)で1位に急浮上。書籍販売動向の指標とされる紀伊国屋書店全店の売り上げも、8日には5冊だったものが、9日に224部、10日に272部と跳ね上がった。 この背景は、ネット掲示板「2ちゃんねる」で火がついた「3月10日に本屋で麻生太郎の本を買おう!」という“祭り”。 3月1日にたてられたスレッドに、呼びかけ人はこう記している。 「麻生首相がマスコミや各所からバッシングを受け、支持率も低迷している今だからこそ著作購入を通して麻生首相支持を表明するイベントのスレです」「2ちゃんねる」に詳しい札幌国際大学の大月隆寛教授は「インターネットの世界には、物見高いけれど無責任、それでいて正義感も持っていた江戸の町人気質が感じられる。マスコミの激しい麻生たたきに対して、町人気質が異議を唱え、多くの賛同者を生んだと考えるべきだ」と解説する。 一方、版元の新潮社は「ただただ困惑している」とコメントしている。 麻生首相は同書で「日本人が考えている以上に日本は(国際的に)評価され、期待もされている。悲観していても何も始まらない。『日本の底力』をもう一度見つめ直し、未来を考えるよう」と訴えている。(産経新聞 2009.3.11 16:19)-----------------------------(引用終了)---------------------------このような“祭り”はイイですね。テレビでも新聞でもラジオでも宣伝してないのに、ネット上の誰かのたった一つの書き込みによって、その商品がバカ売れするというのを目の当たりすると、高い広告料を払って広告を出してるメーカーなどは、ある意味で羨ましいと思うかもしれませんね。さて、私も祭りに参加したいのですが、発売当時に買ってしまったので、祭りに参加できません・・・。いや、たかだか数百円なので、もう1冊買ってしまってもいいのですが。『とてつもない日本』は、今の日本には年金とか少子化とか問題は山積みですが、その諸問題を認識し、その問題を克服するためにも、マイナスをどう転換すればプラスに変えることが出来るのか、マイナス面ばかりに囚われ悲観して立ち止まるよりも、マイナス面の中にこそプラスに転じるヒントがあるのだという何事もあえて前向きで取り組んだ方が良い方向に向かうというメッセージがあり、政治家の書いた本にしては読みやすく意味も分かりやすくお薦めです。でも、どちらかと言えば、麻生首相の本を読むなら、『自由と繁栄の弧』のほうも読んで欲しいと思います。ロシア、中国、韓国、北朝鮮を抜きにした、アジアから欧州への国家間の連帯を強め、互いに自由と繁栄を築いていこうということを提示しています。あ、小沢一郎氏なら、この本がお薦めかも(笑)その他お薦め。