【金賢姫元工作員ら会見詳報】「必ず会いたかった」「私はニセモノではない」…十数年ぶりに公の場に (1/5ページ)【金賢姫元工作員ら会見詳報】「必ず会いたかった」「私はニセモノではない」…十数年ぶりに公の場に (2/5ページ)【金賢姫元工作員ら会見詳報】「必ず会いたかった」「私はニセモノではない」…十数年ぶりに公の場に (3/5ページ)【金賢姫元工作員ら会見詳報】「必ず会いたかった」「私はニセモノではない」…十数年ぶりに公の場に (4/5ページ)【金賢姫元工作員ら会見詳報】「必ず会いたかった」「私はニセモノではない」…十数年ぶりに公の場に (5/5ページ)拉致被害者、田口八重子さん=拉致当時(22)=から日本語教育を受けた大韓航空機爆破事件の実行犯、金賢姫元北朝鮮工作員(47)と釜山市内で面会した田口さんの兄、飯塚繁雄さん(70)と、長男の耕一郎さん(32)が11日午後、記者会見に臨んだ。会見でのやりとりは以下の通り。(一部抜粋) −−(金元工作員へ) 田口さんが、77年から78年にかけて拉致された韓国人4人のうち1人と結婚したという情報があるが? 金元工作員 87年にマカオから戻り、1月から10月まで招待所生活をしていてそこで聞いた話では、田口さんがどこに連れて行かれたかは特定できない。死亡したとは思えないので、どこかにいると考えている。 86年代にほかの拉致者もそうだが、結婚させたという話があった。田口さんの結婚相手については聞いたことがない。 −−(金元工作員へ) 横田めぐみさんについては? 金元工作員 めぐみさんは同僚の工作員、金淑姫に日本語を教えていた。87年、海外実習が終わってから、めぐみさんが韓国の人と結婚し、娘を産んだと聞いた。その後、精神的な病気になり、入院したがそれほど深刻ではなかったということも聞いた。 横田めぐみさんが死亡したというのは信じられない。北朝鮮が(提出した)さまざま書類があるが、確認してから今後話したいと思う。 −−拉致問題解決するための手段はあるか? 今回の面談について?金元工作員 日本人の拉致被害については日本政府が長い間携わって、20年以上になった。活動をみて感じたことは、北朝鮮のプライドを守ってあげながら、心を動かすことが大事だ。そのような点を考えながら、帰国させるように努力すれば、おそらく奇跡は起きる。 5人が帰国した前例がある。北朝鮮では死んだ人が生きていたりするから、奇跡が起きる。 昨年、北朝鮮はテロ支援国指定を解除された。北朝鮮はそれを歓迎するといった。テロ支援国家指定も解除されたのだから、死亡したとだけ主張せずに、故郷に戻ってこられるように、最小限、家族に会えるようにすることが大切だ。それが北朝鮮にも役に立つことだと思う。(産経新聞 2009.3.11 14:38)-----------------------------(引用終了)----------------------------ついに、ようやく念願の対面が実現しました。対面の映像と会見を見て感じたことは、大韓航空機爆破は許されない行為だったとはいえ、金賢姫氏も北の独裁体制の被害者なんだと感じました。田口八重子さんも息子の耕一郎さんも、テロで亡くなった韓国人などの多くの方々も、北朝鮮の独裁者の被害者であり、これらの悲劇を生んだ北朝鮮の独裁体制に改めて言いようの無い怒りが湧いてきます。今回の対面や会見に不快感を持っている人も多いようですが、彼女が改心して、全てを喋らなければ、今でも大韓航空機爆破は北朝鮮によるテロ行為だという証拠も無かったわけですし、死刑にせず恩赦したことも賢明だったのではないでしょうか。現に、田口さんや横田めぐみさんに関して、北朝鮮の提出した証拠と違う話が出てきて、解決に繋がる一歩に役立つのかもしれないのですから。それに、金賢姫氏もきっと田口さんの親族に会うことはできても、日韓のみならず世界各国のメディアの前こ出てくるというのは、相当な覚悟があってのことだと思います。この気持ちを無にしないで、日本と韓国で力を合わせ拉致を国際問題として、世界中に提議していくことができるようになればと願うばかりです。また、今回、多くのことを内にしたまま会見を終えたところを見ると、一度、日本へ来て頂き、まあ、日本のメディアが追い掛け回すので、ゆっくりとした観光にはならないとは思いますが、会見の場ではなく、拉致被害者家族や政府のみになら内に秘めていることを語ってもらえると思います。ところで、日本のマスメディアは金賢姫“元死刑囚”と連呼していますが、何度も付け加えて言う必要は無いのではないでしょうか。そのほか関連ニュース拉致問題訴えるはがき発売 埼玉県で24日から