眠気こらえて? 中川財務相、かみ合わない記者会見ローマで開かれていた主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が14日閉幕したが、中川財務・金融相の記者会見での様子が、同行した記者団らの間で話題になっている。 14日夕、中川氏は白川方明・日本銀行総裁らと記者会見に臨んだ。「昨日夜から」と切り出した中川氏の口調は終始はっきりせず、スピードもゆっくり。時折、目を閉じるなど、眠気をこらえている様子だった。記者団から「反保護主義という議論があったと思うが」という質問をされたが、答えずじまい。かみ合わないやりとりに、記者団には戸惑いが広がった。 ある同行筋は「一時はどうなるかと思ったが、なんとか答弁できたようだ」と話していた。 (朝日新聞 2009年2月15日20時6分)YouTube 中川(酒)-----------------------------(引用終了)----------------------------昨晩、記者会見の映像を見て驚きました。伝えられたウェブニュースでは「お酒を飲んでいた?」とか「風邪で体調が悪い?」のかなど、さまざまな推測が書かれていました。風邪で薬を飲んだとして、風邪薬には眠くなるタイプも存在しますが、質問している記者の場所が分からなくなってしまうほど、きつい風邪薬があるのだろうか、また、お酒が原因だった場合、記者会見が控えていることは分かっているのに、事前に、ろれつが回らなくなるほどお酒を飲むのだろうかと考え、もしかして脳梗塞など脳血管障害の前触れなのでないかと、過去の小渕元総理大臣のことが頭によぎったりしましたが、一夜明けてみると、どうやら、本当にお酒を飲んでいたということです。しかも、風邪薬も併せて。中川財務相 陳謝、「機内で風邪薬、酒も…相乗効果で」ならば、あのような状態に陥ってしまうのも無理はないのかもしれません。しかしながら、あの状態で会見に挑めば、色々な憶測を呼びますし、体調が悪く風邪薬を飲んだだけならまだしも、お酒が入っていたのなら、非難されるのは当然だったのではないでしょうか。今回の会見で疑問に感じたのは、かみ合わないやり取りに困惑したり、会見後に、あれこれとグダグダだった理由を推測して記事にするぐらいなら、会見に参加した記者が、あの場で質問してみるべきだったのではないでしょうか。日本の記者が体調について質問しなかったことにより、海外メディアからも、中川財務相の会見での態度をバカにしたり批判的な記事が生まれました。また、財務省は、中川財務相は意思の疎通が難しい状態だったのですから、体調悪化を理由に会見を中止するか、白川日銀総裁のみが会見に出たほうが良かったのではないでしょうか。その方が、印象など与えたダメージは少なくすんでいたことでしょう。重要な場所での会見なのですから、なぜ、それらの選択肢を選ばなかったのか不思議で仕方ありません。今更、何を言っても後の祭りで、時すでに遅しではありますが・・・。