大丸ミュージアムKOBE(大丸神戸店9階)で開かれている『白洲次郎と白洲正子展』に行ってきました。去年の9月頃に告知があってから、次郎氏を尊敬する身として、とても楽しみにしてた展覧会でした。白洲次郎氏を知らない人は居ないと思いますが、まだ御存じないという方は、過去の拙日記をどうぞ。2005年09月08日(木) 生涯、紳士であり続けた日本人 展示内容は、イギリス留学時代からの次郎氏愛用の高級品の数々から、日曜大工で作った家具や、カントリー・ジェントルマンとして休日に行っていた農作業の農具までまた、白洲次郎を語る上では欠かすことの出来ない、日本の戦後復興の影の立役者としての、日本国憲法制定の交渉でアメリカ側に宛てた手紙(ジープウェイレター)など、貴重な資料の数々、そして、妻で随筆家の正子さんが審美眼で集めた美術品や骨董品の数々、二人が過ごした旧白洲邸「武相荘(ぶあいそう)」の内部も一部再現され、使用されていた家具などが展示されており、展示会の最後を飾るのは、やはり、次郎氏の「葬式無用、戒名不用」のたった二行だけの実にシンプルな遺言書でした。 尊敬する人物の愛用品を目の当たりにして、感動するやら圧倒されるやら興奮するやらで、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。展覧会につき物のグッズコーナーでは、次郎氏の文字がプリントされたTシャツや、正子さん愛用の食器(復刻版かな)や、美術品のポストカードも販売されておりました。2月9日まで行われておりますので、近畿地方にお住まいの白洲ファンの方は、行ってみてはいかがでしょうか。