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2008年09月27日(土) ウルトラマンは日本人に共通する思い出だ。



ポスターには昭和ウルトラ4兄弟を演じられた

黒部進さん森次晃嗣さん団時朗さん高峰圭二さんのサインが。

※ジャニーズは肖像権に厳しい為、長野博さんにモザイクを入れました。

映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』を見てきました。

今、ウルトラマンに夢中なチビッコは当然のことながら、

ウルトラマンを観て育った子供だった大人たち、

そして、私のようにウルトラマンが好きで好きで仕方のないような、

ウルトラマンを卒業できない大人たちも、

観れば必ず胸が熱くなるシーンがあること間違い無しの良い映画でした。

物語は『ウルトラマン』の本放送がスタートした

昭和41年7月17日から始まります。

冒頭、タケダ製薬の「タケダタケダタケダ〜」のCMが流れ、

スポンサーがタケダ製薬一社独占の放送であった

リアルタイムの『ウルトラマン』を見ていた世代なら、

映画に出てくるダイゴたちの少年時代のように、

あの時の放送を楽しみにしていた興奮が、

フラッシュバックしてくるのではないでしょうか。

私は再放送世代なのでタケダ製薬のCMは知りませんが、

物語の中で、昭和から平成の現代になり、

石坂浩二さんの「これから、貴方の目は貴方の体を離れて、

この不思議な世界に入っていくのです。」という

『ウルトラQ』でお馴染みのナレーションで、まず目頭が熱くなりました。

ストーリーはネタバレするので、あまり詳しくは書けませんが、

映画の設定は私たちの生きている世界のように、

『ウルトラマン』はテレビの中だけに存在する架空の物語として存在し、

初代マンのハヤタはアキコと、セブンのモロボシ・ダンはアンヌと、

新マンの郷秀樹は坂田アキと、エースの北斗星司は南夕子と

歴代のヒーローヒロインが夫婦役で、

そして、平成ウルトラ世代は恋人同士という設定で登場し、

普通の日常生活を営んでいるというパラレルワールドです。

(「小ネタ」 ハヤタとアキコの娘・レナはハヤタ役の黒部進の娘さんで、
 郷秀樹とアキの娘・メグはアキ役の榊原るみの娘さんで、
 北斗星司と夕子の娘・七海は夕子役の星光子の娘さんという、
 つまり、それぞれの夫婦の娘役は本当のお子さんです。 )

そこへ、現実と空想世界の壁を崩そうと邪悪な侵略者が現れて、

星人と怪獣を操り総攻撃を実行します。

別次元の空想世界からやって来たウルトラマンメビウス(ヒビノミライ)が登場し、

怪獣たちの死闘を目撃するダイゴやハヤタたちが、

もう一つの世界では自分たちがウルトラマンであることを知り、

世界を愛する人を守る為にウルトラマンに変身するという、

子供には少々ややこしいストーリーです。

子供の頃ウルトラマンに熱中していた人なら、

ウルトラマンからもらった多くの大切なことを思い出す映画になることでしょう。

実に素晴らしい映画でした。

 今回、昭和と平成のウルトラマンから8兄弟が揃って登場したわけですが、

ダイゴ(ティガ)役の長野博さん、アスカ(ダイナ)役のつるの剛士さん、

高山我夢(ガイア)吉岡毅志さんは、子供の頃に再放送やリアルタイムで、

昭和ウルトラシリーズを観てウルトラマンに憧れ、

ヒビノミライ(メビウス)役の五十嵐隼士さんは、

12年前に放送がスタートした平成ウルトラシリーズ第1弾の

『ウルトラマンティガ』を子供の時に観てウルトラマンに憧れていた。

その三世代が今回の映画で揃ったわけですから、

それだけで凄いと思えます。

よくよく考えてみれば、ウルトラシリーズだけは、

歴代ウルトラマンを演じた俳優さんが一人も欠けることなく

今も活躍されているのですから、

もし次の映画が有るのであれば、今度こそ三度目の正直で、

昭和ウルトラ組から、タロウの篠田三郎さん、レオの真夏竜さん、

80の長谷川初範さんも出演していただけると、

本当の意味で「お祭り映画」となるので嬉しいのですが。

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映画に登場する怪獣軍団を従えるトーイ君。







名塚元哉 |←ホームページ