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2008年06月23日(月) 後を絶たないネット掲示板の犯行予告

「加藤容疑者に憧れますた」 殺人予告の少女を家裁送致
「ディズニーランドで客刺す」 書き込みの男を逮捕
爆破、殺害予告で毎日検挙者 捕まるのになぜやってしまうのか


秋葉原の事件から、

ネット掲示板での犯行予告そして逮捕というのが増えて、

毎日のように、その手の報道を見ている感じがするのですが、

書き込んだ理由が「世間を騒がしたかった」とか

「どんな反応をするか面白半分で」とか、

「寂しいので、かまってほしかった」といったものばかりで、

童話『狼少年』や、ミュンヒハウゼン症候群を髣髴とさせます。

過去に一度「2ちゃんねる」のニューススレッドで、

突然に犯行予告が書き込まれ、

その後に、「通報しました。」などのレスが

大量につくというのをリアルタイムで見たことがあるのですが、

こういうのは相手にしてほしい一心で書き込んでいるのがほとんどなので、

「徹底的に無視する」のが、

愉快犯や模造犯を減らす対策として一番ではないかと思うのですが、

秋葉原の事件のように本当に事件を起こす場合もあるので、

そう簡単にイタズラと決め付けるわけにもいかず、

難しいところです。

それにしても、ネットは匿名の世界だと言われますが、

画面上では匿名を取り繕うことが出来ても、

ネットに詳しい人や警察がIPを調べれば、

どこから書き込まれたのかなどは一目瞭然なので、

まったくの匿名ではなく、必ず逮捕されているのに、

どうして、面白半分の犯行予告が続くのでしょうか。

「自分は大丈夫」とでも思っているのでしょうか。

このような犯行予告によって、書き込まれた個人や企業や施設は、

万が一、イタズラでなかったことを考え、

警備員増員など余分な対策費用を出費しなければなりません。

後日、書き込んだものを警察が特定し逮捕した際には、

威力業務妨害として使った警備費用を犯行予告を書き込んだ者から、

きっちりと全額、損害賠償金として払ってもらい、

そして、マスメディアはそれが幾らだったか、

逐一報道するというのも、

愉快犯や模造犯を減ら一つの案だと思うのですが。







名塚元哉 |←ホームページ