歓声と怒号、市民不在=卵投げつけ、乱入…−混乱の中、聖火リレー・長野投げつけられる卵、立ち止まるランナー、乱入する男−。長野市で行われた北京五輪の聖火リレーは、妨害行為が相次いだ。沿道は中国国旗とチベットの旗で埋め尽くされ、平和の祭典を象徴するイベントは「市民不在」で進んだ。 午前8時24分、小雨がぱらつく中、県勤労者福祉センター跡地の出発式で聖火が点火された。第一走者の野球日本代表監督の星野仙一さん(61)が右手にトーチを掲げ、2列の警察官に囲まれてスタートした。 「中国、加油(中国、頑張れ)」。大きな中国国旗を振り、声援を送る中国人の集団。「星野、頑張れ」という日本人の観客の声はかき消された。 善光寺近くのコース沿道は、中国人留学生やチベット支援者であふれ返った。中国国旗とチベットの旗の数はほぼ同数。「フリーチベット(チベットに自由を)」「ワンチャイナ(中国は1つ)」。双方が大声で叫ぶ。リレー走者が近づくと、歓声と怒号が入り交じり、歩道から車道に乗り出さんばかりに。 国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」のロベール・メナール事務局長(55)は五輪のマークを手錠に模した横断幕を無言で掲げた。 JR長野駅前では、タレントの萩本欽一さん(66)の走行中、紙束が投げ込まれた。並走する警察官が盾を構える。別の路上では卓球女子の福原愛さん(19)の前に男が飛び出した。立ち止まる福原さん。男はその場で逮捕された。午前10時25分、ランナーとなった崔天凱駐日中国大使が休憩地点のエムウエーブで、トーチを高く掲げた。 その後も、男が聖火の列に向かって卵を投げつけ、逮捕された。トマトを投げ付けた男ら2人も現行犯逮捕された。 (時事通信 4月26日15時36分)痛いニュース(ノ∀`)2008年04月26日【長野・聖火リレー】 “チベット派”、警察の指導によりゴール地点・若里公園に入場禁止”。でも中国国旗はOK…ゴール映像は中国一色? 善光寺でチベット騒乱犠牲者悼む法要聖火リレーの出発地点を辞退した長野市の善光寺本堂では、出発式が始まった26日午前8時15分に合わせて、チベット騒乱犠牲者の法要が営まれ、善光寺の住職や約30人の在日チベット人らが犠牲者の冥福を祈った。 法要は、チベットの人権改善を訴える市民団体「チベット問題を考える長野の会」の依頼で、善光寺の住職らでつくる「平和を願う僧侶の会」が実施した。 参加者は薄暗い本堂に正座し、住職らが般若心経を唱える中、静かに手を合わせた。騒乱で亡くなった犠牲者60人以上の名前が読み上げられると、目頭をぬぐう人の姿も見られた。 在日チベット人の男性は「お経を読んでもらって感謝している。自分もみんなが幸せになるようお祈りした」と話した。 法要開始前、善光寺に姿を見せた国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(本部パリ)のメナール事務局長は「中国によるチベットでの人権侵害は五輪の精神に反する」などと訴えた。長野駅前に移り、黒い横断幕を掲げて抗議した。(日刊スポーツ 2008年4月26日12時22分)-----------------------------(引用終了)----------------------------トーチリレーというのは、その国の国民に祝福されてこそ本来の意味があると思うのですが、 長野に集まった中国人が五千人以上で、沿道のほとんどが中国国旗一色となり、純粋に長野市民の方々は楽しむことが出来なかったのではないでしょうか。乱入するなどの妨害行為は褒められた行為ではありませんが、どうせ乱入するなら、なぜ一人ずつで飛び込むのでしょうか。おとりで3〜4人飛び込んで、その後、50人ぐらいが、一挙に飛び込まないと、と思ったりもしました。今回のトーチリレーを見て、長野市が中国領土になったかのような、なんとも言えないある種の薄気味悪さを感じ、やはり、地方参政権を外国人に与えるべきではないと実感しました。