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2008年04月15日(火) それでいいのか善光寺

長野の「聖火」善光寺スタート テリーと宮崎が大反対

テリーが熱くなった。新聞記事をもとに語る「スッキリタイムズ」で、
4月26日長野で行われる北京オリンピックの聖火リレーにひとこと。

まず、スタート時点の善光寺。
「チベットで同じ仏教の僧侶が百何十人かが殺されたともいわれるなかで、
善光寺をスタート地点にしてはいけない。同じ僧侶としての思いがあるでしょう」

善光寺では、僧侶のアイデアで、チベットでの死者を弔う灯明をあげている。

「いま、寺が判断しているでしょう。これはおかしい。
JOC(日本オリンピック委員会)が判断すべきです。
(長野五輪の)開会式場からスタートでいい」

宮崎哲弥も、「善光寺は無宗派なんですよ。つまり日本を代表するといっていい。
それが、(チベットの事件を)認めたことになってしまう」という。

テリーは止まらない。「オリンピックの選手、北島康介選手とかを、
本当は走らせてはいけない。万が一けがでもしたら、どうする。
選手たちは自分ではいえないでしょう。
だからJOCが出なくても結構といわないといけない」
「日本は外国に侵略された経験がないから、わからないんです。
もっと意識を持った方がいい」

加藤浩次も「他でやってもいいわけですからねぇ」

テリーはさらに、「1年前だったら、五輪開催の恩返しということで、
わかります。しかし、今は事情が違う」

長野県警はいまのところ、警備には自信をもっているようだ。
「コースも時間も変更はない」という。しかし、ボランティアには
「危なくなったら逃げなさい」ともいっているそうだ。

いずれにせよ、妨害勢力の情報次第。
「お寺さんだから大丈夫」というわけにはいくまい。

(J-CASTニュース 2008/4/15)


善光寺辞退も…26日長野聖火スタート地点風前の灯!?

日本で唯一、北京五輪の聖火リレーが26日に行われる長野市。
そのスタート地点となる善光寺が、聖火リレーへの場所の提供を
辞退する可能性が出ていることが14日、分かった。
善光寺事務局は「(辞退が)100%ないとは言えない」と話している。
善光寺では第1走者のトーチに火をともす「出発式」も行われる予定があり、
同寺の今後の対応次第では、リレーコースを含めた計画の大幅な見直しを
余儀なくされる可能性もある。

 聖火リレーのスタート地点となるはずだった善光寺が、
本番直前になって“ボイコット”する可能性が出てきた。

 善光寺が聖火リレーのスタート地点となることを引き受けたのは、昨年暮れ。
長野冬季五輪では、同寺の鐘の音が開幕を告げるなど、五輪との関係も深い。
しかしその後、チベット問題が表面化。
世界各地で、聖火リレーに対する妨害行動が過激化するなど、状況は激変した。

 善光寺事務局は「今の段階では、予定通りスタート地点を引き受ける」
とした上で「今後の情勢次第では(辞退も)100%ないとは言えない。
急転直下ということもあるかもしれない」と“ボイコット”の
可能性を否定しなかった。

 宗派こそ違うが、善光寺とチベットは同じ仏教徒。
善光寺側も、チベットをめぐる騒乱を「大変憂慮している」という。
長野県内にある別の寺の住職は「善光寺の若い住職の中には、
聖火リレーへの協力を辞退すべきとの考えも出ている」と漏らした。

 同事務局は「住職の中から辞退すべきという声が出ているとは聞いていない」
としているが、一方で「近く役員会や局議などで意見を聞く機会を
つくることもあるだろう」と改めて寺としての見解をまとめる考えを示唆。
本番まで2週間足らずだが、「いつまでという期限は決めていない」という。

 善光寺には、市民らから連日数十件の電話がかかっている。
その多くが聖火リレーへの関与をやめるべきとの抗議の声で、
「由緒ある寺の名に傷がつくのが心配だ」などの意見が寄せられているという。

 長野市の聖火リレー実行委員会は、善光寺の辞退の可能性について
「今のところ善光寺側からそういう申し入れはない。
スタート地点の変更も考えていない」と語った。

 善光寺は、リレーのスタート地点として「出発式」が行われるだけでなく、
善光寺と長野駅を結ぶ目抜き通りは、リレーコースの中で最も沿道に
観客が集まる注目区間で、著名人が走る可能性も高い。
万が一“ボイコット”となれば、コースの見直しなど、
計画の大幅な変更は避けられない。

(スポーツ報知 2008年4月15日06時02分)


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善光寺は何を躊躇しているのでしょうか。

そして、善光寺の判断一つで日本の仏教の権威や信頼や評価が、

著しく低下するかどうかという瀬戸際でもあるのにもかかわらず、

書寫山圓教寺の最高責任者が相当の不利益を被る事を覚悟の上で、

チベットの弾圧に声明を出しているだけで、

天台宗のトップ、チベット問題を涙ながらに語る(English superimposed title)




なぜ、ほかの日本の仏教徒、すなわち全国の僧侶や住職の方々は、

チベット問題に対しても、

善光寺に対しても何も言おうとはしないのでしょうか。

同じ仏教徒として宗教に携わる者として、

チベットの僧侶が迫害されていることに対して、

心が痛まないのでしょうか。

仏教徒として、常に主張する「他者を労わる博愛の精神」は、

しょせんは、利益を生むために利用している嘘に過ぎないのでしょうか。

 善光寺は世界遺産に登録してほしいこともあり、

今回の聖火リレーを広くアピールする場としたいのかもしれません。

その理由は良く分かりますし、

日本の寺院が、また一つ世界遺産に登録されることは、

日本人としても光栄の極みです。

ですが、このまま善光寺が聖火リレーのスタート場所として使用された場合、

最も人権を重んずる欧米の国々から、

「日本では仏教寺院が仏教弾圧派に協力した」と批判されれば、

善光寺の威厳や今後の世界遺産登録運動にも影響があるのではないでしょうか。

それ以上に、日本の仏教界全体の権威や信頼や評価さえも著しく低下します。

まったくの部外者である、わたしやそのほかの多くの人々が、

善光寺が汚名を被る事態を憂慮しているというのに、

当事者である善光寺の住職の方々は恥ずかしくないのでしょうか。

目先の徳より先の徳をよく考え、

表向きは「安全上の理由」としても構わないので、

聖火リレーの開催場所から辞退してほしいものですが・・・。


「はぁ〜ラクチンだワン。」







名塚元哉 |←ホームページ