江原啓之がフジを痛烈批判 「虚偽の提案でだまされた」スピリチュアル・カウンセラーの江原啓之さん(43)が、カウンセリングを望んでいない人を紹介された、と公式サイトでフジテレビを批判していることが明らかになった。しかし、江原さんに対しても、カウンセリングのあり方などを巡って、いくつかの疑念が出ている。■「望まれていないカウンセリングとは知らされなかった」 江原啓之さんが批判したフジテレビの番組は、2007年7月28、29日に放送された「FNS27時間テレビ」。この番組では、江原さんが、秋田県の美容院経営の女性(50)に対し、亡き父親からのメッセージを伝えてアドバイスするという場面が放送された。ところが、震災被害者らにリンゴを贈るボランティアにかまけて美容院の経営を悪化させたという内容に不満を持った女性が抗議して、放送界の自主的機関「放送倫理・番組向上機構(BPO)」が審議を開始。BPOは08年1月21日、「人間の尊厳を傷つけかねない」とする意見書をまとめる事態になっていた。 しばらく江原さんは沈黙を守っていたが、「江原啓之公式サイト」で1月22日、初めて口を開いた。江原さんは、意見書を重く受け止め、慎重に行動するとしながらも、「フジテレビの番組制作のありかたを遺憾に思います」などと痛烈に批判した。江原さんの番組の大ファンだとフジから聞かされたため出演を決めたものであって、「望まれていないカウンセリング」とは知らされていなかったと江原さんは主張。さらに、「テレビ局から虚偽の提案を受けた」「私自身が不覚また迂闊に騙された」などと、あたかも被害者であるかのように訴えた。そして、「問題となっているテロップの『経営難』などの発言は私からありませんでした」「ボランティアに関する経済的な苦労に対しての、バランスを指摘したにすぎません」と弁解した。(以下省略)(J-CASTニュース 1月26日8時35分)ほか関連ソース:「人間の尊厳を傷つけかねない」 フジ「江原」番組をBPO「断罪」“江原啓之 「インチキ霊視」?” 「亡くなったお父さんは、あなたを見守っていた」→「死んだ父親」は生きていた-----------------------------(引用終了)----------------------------本当にフジテレビ側に騙されていたのだとしても、江原さんは霊能力者なのですから、人の心や先の事がすべてまるっとお見通しなはずですよね。ならば、番組の企画会議のときに、番組のスタッフたちが自分を騙そうとしていると、スタッフの邪悪なオーラなり心理なりを読み解くか、スタッフの背後霊だか守護霊だかが、「気をつけて、江原さんを騙そうとしていますよ。」なんて、親切に忠告してくれるはずで、自分が騙されていることすら見通せて、この企画は引き受けなかったはずだと思いますし、そもそも霊能者を名乗るのであれば、「騙された」という表現は使うべきではないのではないでしょうか。 ところで、なぜ心霊番組は、人生相談(カウンセリング)みたいなものばかりになってしまったのでしょうか。昔は、心霊番組といえば、霊体験とか心霊写真とか心霊ツアーとか、オカルトに関する内容で面白かったものですが。 そして、なぜ自称霊能者にカウンセリングを求めたがるのでしょうか。本来であれば、こういう仕事はカウンセラーの仕事です。欧米では、ちょっと落ち込んだり悩みがあれば、プロのカウンセラーのカウンセリングに行って、不安や不満を聞いてもらいスッキリする傾向が強いとのことですが、日本人は、落ち込めば「占い」とか、神秘的なものにすがり希望的観測に頼りたがります。民族的な価値観の違いなのでしょうか。 こういうことを言いつつも、オカルト系が好きなので、実は細木数子さんとか江原さんとか、この手の番組をよく見ているのですが、この人たちの話を聞いていると、極々人として当たり前のこと、それ即ち人間の生きる上での基本を言ってるだけなんですよね。こんな当たり前のことを言われて感動している人って、基本的なことにすら気付かないのかなぁと感じてしまいます。オマケ:【ニコニコ動画】たま お経