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2007年12月25日(火) ゲームセンターCX生放送SP

昨晩、CSの『フジテレビ721』で20時から放送された

『ゲームセンターCX生放送SP!ゲームセンターCX史上初!
 生放送で挑戦!聖夜のリベンジスペシャル!
 クリア目指して有野課長ががんばります。』を見ました。

『ゲームセンターCX』は、放送開始当初から
 欠かさず見ている大好きな番見です。)

この番組を知らない人に簡単に内容を説明しますと、

よゐこの有野課長が、毎回、テーマとして上げられた懐かしのTVゲームを

クリアーするまで挑戦するというものです。

だいたい、一本のゲームをクリアーするまで十数時間かかります。

たまにクリアーできずにリタイアする時もあります。

※YouTubeやニコニコ動画に、過去放送分の動画がアップされているので、
 興味がある方はそちらのほうで見てください。


 で、昨日の生放送でチャレンジしたゲームは、

第7シーズンのラスト(#54)から第8シーズン初回(#55)へ異例の

“シーズンまたぎ”で、合計30時間も挑戦したファミコンの『カイの冒険』。

このソフトは合計100面まであり、

有野課長は98面まで進んでいたのですが、

クリアーできずに無期限延期していました。

3時間の生放送でクリアーできそうなゲームを検討したのですが、

どうせなら、やり残しているこのゲームは残すステージは3面で、

3時間あればクリアーできるだろうと考え、このソフトを再々挑戦。

生放送は98面からスタート。

本来、この番組は1時間番組なので、

ゲーム開始からクリアまで約1時間に濃縮編集されて放送されていますが、

生放送で有野課長のプレーを坦々と見ていると、本当に地味な映像です。

とくに『カイの冒険』は派手なアクションなどがないので、

ゲーム開始→ミスでカイ死亡→コンテニューでゲーム再び開始→

ミスでカイ死亡→コンテニューでゲーム再び開始を延々と繰り返すという

実に地味な作業の映像が延々と放送されています。

挑戦するゲームは違えど、有野課長やスタッフ達は、

面白い番組作りのために、いつもこれを十数時間体験しているんですね。

98面からの再スタートなので、クリアーまで残り3面。

生放送の20時から23時の放送時間でクリアーできるかと思われたものの、

『カイの冒険』はそんなに甘いゲームではなく、

98面でずっとゲームオーバーを繰り返し、

本来の終了時間であった23時までに、

ゲームクリアーどころか98面すら超えられなかったので、

なんと、野球中継延長のように番組放送を延長。

当初、放送される予定だったアルフィーのライヴなどを中止し、

最終的に朝5時まで放送されました。

途中、『スペランカー』で息抜きを挟みつつ、

98面をクリアーできたのは午前5時前。

けっきょく、放送開始から8時間ほど98面をプレーしていたことになります。

その後は、99面を50分ぐらいかけてクリアーし、

100面をクリアしたのは番組終了の5分ほど前に見事クリアー。

また一つ伝説を作った有野課長でありました。

それにしても、今回の生放送で新たに実感しましたが、

毎回、有野課長は終始イライラせずに、

合間に面白いボケやコメントを挟みつつ、周囲を和ませ、

一つのゲームをクリアーするまでプレーしているのは、

スゴイことなのではないでしょうか。

見ているこっちのほうが、「また同じミスして!」とか、

「いい加減にタイミングを覚えようよ。」なんて思ってしまうのに・・・。

それを支えるスタッフの皆さんも偉い。

いつもなら、1時間に編集されている番組なので、

有野課長の、たまに“おしい”プレーが出ると、

思わず「あ〜!」とか「「おしい〜!」と声をだしてしまうものの、

それほど肩に力が入るということもないのですが、

さすがに今回ばかりは、長時間見ていると、

「あ〜!」とか「「おしい〜!」もいつもより気持ちが入りますし、

98面、99面、100面をクリアした時は、

拍手をしながら「おっしゃー!やったー!」と叫んでしまい、

本気で喜んでしまうほどで、スタジオに居るスタッフ達と同じように

悔しがったり喜んだりしてしまいました。

今回の生放送は、まるで収録を見学しているかのような気持ちで、

非常に過酷な部分を間接的とはいえ体験することができました。

あの過酷さが、毎回、楽しい番組を生んでいるんですね。

いや〜、ホント、この番組は神番組だと思う。









名塚元哉 |←ホームページ