薬害肝炎訴訟、和解協議決裂へ 原告側、政府案拒否薬害C型肝炎訴訟の和解協議で、政府は20日、一定期間に血液製剤を投与された原告には直接和解金を支払い、その他の原告らを間接的に救済する「基金」を30億円に積み増す案を大阪高裁に提出した。原告側は「一律救済の理念に反する案だ」として政府案を拒否し、同高裁での和解協議を打ち切る考えを表明した。1カ月半に及んだ協議は決裂の可能性が高まった。(以下省略)(朝日新聞 2007年12月20日13時16分)-----------------------------(引用終了)----------------------------メディアが原告と政府の対立が悪化するように煽っている感じがして、見ていてあまり気分のよいものではありません。こういう状況が続くと、数年前の拉致被害者家族バッシングのような、世論の中のごく一部の人の感情が同情から、反発へと変わるということが起きかねず、そうなってしまえば、原告以外にも、普通に暮らしている一般のC型肝炎患者にとってもよい状況とは言えません。政府、原告、双方の言い分が理解できるだけに、よい妥協点はないものなのでしょうか。例えば、高額な治療費負担を軽減するとか、インターフェロン投与に関しては保険適用するとか。