炎上コンサルタントに聞く:「事実無根」では不十分? 従業員の「炎上」、企業の対応策は「テラ豚丼」や「ゴキブリ揚げ」――従業員の投稿が炎上し、企業のブランドイメージを傷つける事態が相次いでいる。企業はどういった対応を取ればいいのだろうか。炎上コンサルタント・伊地知晋一さんに聞いた。 mixiやブログ、動画投稿サイトなど、ユーザーが手軽に情報発信できる場が一般的になってくるに伴い、企業に新たなリスクが生まれている。企業の評判を傷つけるような内容が、いつどこで投稿なされるか分からない――というリスクだ。 ここ数日、アルバイト店員や派遣社員のmixi日記・投稿動画がネット上で「炎上」し、企業の信頼を揺るがすという事態が、吉野家、三洋電機、ケンタッキーフライドチキンといった大手企業・ブランドで相次いだ。 吉野家ではアルバイト店員が、「テラ豚丼」と称する大盛り豚丼を店内で作る様子を撮影して「ニコニコ動画」で公開。三洋では、子会社・鳥取三洋電機の工場で携帯電話「INFOBAR 2」の検査を担当する派遣社員が「欠陥品をそのまま流している」などとmixi日記に書き、ケンタッキーの元アルバイト店員は「店内でゴキブリを揚げた」とmixi日記に“告白”。それぞれの投稿に批判コメントが殺到して「炎上」状態になったほか、掲示板やブログなどに転載されて騒ぎは広がった。 吉野家はユーザーから指摘を受けて調査し、動画撮影が店内で行われたことを確認。客に対し「大変不安、不快な思いをさせてしまった」などと謝罪に追い込まれた。三洋電機と日本ケンタッキー・フライド・チキンは「書き込まれた内容は事実無根で、書き込んだ本人のいたずら」などと発表した。企業は「炎上予防」せよ 「炎上の現場は、2ちゃんねるの『祭り』からブログやmixiへ、そして最近では『ニコニコ動画』『YouTube』まで、CGM(Consumer Generated Media)系サイト全域に広がっている」――「ブログ炎上」(アスキー)などの著書がある炎上コンサルタントの伊地知晋一さん(ゼロスタートコミュニケーションズ専務)はこう指摘する。(以下省略)参考リンク:痛いニュース(ノ∀`)「ケン〇ッキーでゴキブリを揚げた」 バイトがmixiで告白→炎上「“ゴキブリ揚げた”は事実無根。ありえない」 ケンタッキー広報激怒…元アルバイト少年が保護者、教員同伴で謝罪-----------------------------(引用終了)----------------------------「炎上コンサルタント」なる職業があるとは知りませんでした。いや〜、なんでも仕事になるものですね。そのうち、炎上したブログ管理者をカウンセリングする「炎上カウンセラー」とか、炎上したブログの管理者の身辺警護をする「炎上ボディーガード」なんてのが登場する日も近いかもしれません。