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2007年10月18日(木) 円谷プロ買収でウルトラマンはどうなる?

ウルトラマンこれからはCGで…ミニチュアは古い

人気キャラクター「ウルトラマン」で知られる円谷プロダクションの
親会社・円谷エンタープライズが17日、
映像制作会社ティー・ワイ・オー(TYO)の子会社となり、
都内で会見した。

 ウルトラマンは、怪獣との対決でミニチュアの街並みが
破壊されるシーンでおなじみだが、TYOの吉田博昭社長(58)は
「CG合成の方が、よりリアルなものが安価でできる。
『(ミニチュアの)ちゃちさがいいんだよね』というのはオタク。
あまりに少数の人たちの異常な愛着にこだわってはいけない」と発言。
自社のCG技術を駆使して、新しいウルトラマンを作っていく考えを示した。

(2007年10月17日20時03分 スポーツ報知)




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ここ数年のウルトラシリーズもCGが使われることが多くなってきており、

(比率で言えば、ミニチュアなどの特撮7:3CGといった感じ。)

毎週の決められた制作時間や制作費の制約上、

CGに頼らざるを得ない部分もあるでしょうから、

ウルトラシリーズにCGを加えることそのものを否定する気はありませんが、

ただ、この吉田社長が言っている(想い描いている)CG合成は、

ミニチュアだけをCGにするのか、

それともウルトラマンや怪獣までCGになってしまうのか分かりませんが、

これまで以上にCGに頼って多用するのであれば、

既存のゲームやアニメとどう違うのだろうかという思いがあります。

 それに経費削減といえど、不自然じゃないCGを毎週(?)つくるほうが、

ミニチュアより逆に経費も人手も時間もかかるのではないでしょうか。

また、CGがない頃の特撮やSF映画なら、

その迫力に圧倒され感動したり、

「このシーンはどうやって撮影したんだろうか?」と考えて、

のちに本なんかで、そのシーンの撮影方法を知って、

創意工夫振りに感心することが多いのですが、

最近は、すごい映像を見ても「見た目はすごいけど、しょせんCGじゃん。」と、

感動できなくなって、あまり心にも残らないんですよね。


>『(ミニチュアの)ちゃちさがいいんだよね』というのはオタク。
>あまりに少数の人たちの異常な愛着にこだわってはいけない」と発言。

ウルトラシリーズの人気を支えているのは、子供たち以外にも、

私のような、子供時代にそのミニチュア特撮のウルトラマンに興奮して、

その興奮の刷り込みによって抜け出せなくなってしまい

円谷特撮に異常な愛着を持ったコアな層であり、

その層が一番お金を使ってくれるているというのに、

そんなコアな層にケンカ売っちゃっているような発言ですね(笑)

 先月に円谷プロ買収の一報を聞き、

買収した側は大手でやる気満々のようだったので、

良い方向に転んでくれることを期待していたのですが、

ウルトラマンにあまり愛着がなさそうな社長なので、

今後、どうなってしまうのか不安です。








名塚元哉 |←ホームページ