「命をもって償いを」本村さんら意見陳述 光市・母子殺害公判山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が1、2審の無期懲役判決を破棄した元会社員の男性被告(26)=事件当時(18)=に対する差し戻し控訴審の第10回公判が20日、広島高裁(楢崎康英裁判長)で開かれた。本村洋さん(31)ら遺族が「被告は万死に値する。命をもって償わなければならない」などと意見陳述し、証拠調べを終えた。 次回10月18日に検察側が、12月4日に弁護側がそれぞれ弁論を行って結審し、早ければ来春にも判決が言い渡される見通し。 この日の公判では被害者の弥生さん=当時(23)=の母親が初めて意見陳述し、被告に対する厳しい処罰感情を訴えた。本村さんも差し戻し前の控訴審以来、約5年9カ月ぶりに証言台に立ち、改めて極刑を求めた。 また、意見陳述に先立ち、検察側が申請した法医鑑定人の証人尋問があり、被告が弥生さんを死亡させた際「右手を逆手にして、あごの下付近を押さえているうちに死亡した」と殺意を否認する供述を行っていることについて、「現実的にはありえない」と、否定的な証言をした。(産経新聞 2007/09/20 20:35)産経新聞 【光市・母子殺害事件 本村洋さん意見陳述要旨】ウェブ魚拓人の命を身勝手にも奪ったものは、その命をもって償うしかないと思っています。それが、私の正義感であり、私の思う社会正義です。そして、司法は社会正義を実現し、社会の健全化に寄与しなければ存在意義はないと思っています。-----------------------------(引用終了)----------------------------関西テレビの『アンカー』によると、元少年のF被告が検察官に対して「私を舐めないで下さい。」と発言したそうです。一昨日と昨日の被告側弁護団とのやりとりでは、反省の弁を述べたり涙ぐんだりしていたそうですが、検察側の追求には逆ギレしたりで、数ヶ月に渡り打ち合わせをしていた弁護団側も、このたまに出てくる態度の豹変ぶりは想定外だったのでしょうか。今日の日記の題名「天網恢々(かいかい)疎(そ)にして漏らさず 」は、本村さんが老子の言葉を引用して被告に言った言葉です。意味はこちらをどうぞ。>人の命を身勝手にも奪ったものは、その命をもって償うしかないと思っています。>それが、私の正義感であり、私の思う社会正義です。>そして、司法は社会正義を実現し、社会の健全化に寄与しなければ>存在意義はないと思っています。本村さんの仰ったこの言葉に尽きます。私も含めて人権だの原則だのに囚われ過ぎて議論が活発になっていますが、根本的な部分では、なんのために司法が存在しているのかということですから。