この日記がスタートしてから6年目を迎えていることに気付きました。我ながらよく続けているなと関心します。 さて、1月24日に山本譲司著「累犯障害者」について書いたことがあります。2007年01月24日(水) 累犯障害者先日のNHK『クローズアップ現代』で放送された特集は、そんな「累犯障害者」に関連する内容でした。親や周りから見放され専門の施設にすら入れず、受け皿の無い社会で生活に困り果てた身体障害者や知的障害者が軽犯罪を繰り返し、日本の多くの刑務所が障害者施設の代わり(受け皿状態)となってしまっているというのは、まだまだ知られていない日本の暗部の一つです。障害者支援のセーフティーネットを整えない限り、社会から見放された障害者が犯罪を犯してまで、刑務所に入る(戻る)ことを選択する悪循環は続いていくことでしょう。この悪循環が続くということは、誤解や偏見を助長させてしまうだけで、健常者と障害者の双方にとっても、けっして良い社会状況ではありません。 私自身が生まれ付いて心臓に病気を抱える身体障害者ですが、幸いにして、これまでのところは環境にも恵まれごく普通の生活を送っています。しかしながら社会から放置された障害者が多いことを知るにつれ、ノーマライゼーションについて考えるようになり、文句を言うだけで何もしないより、自ずから動けというわけで、微力ながら推進プロジェクトも手伝うようになりました。バリアフリー化も含めたノーマライゼーションが進んだ地域社会は、障害者のみならず、これから加速度的に増える高齢者にも、健常者にとっても生活のしやすい社会なのではないでしょうか。関連ブログ:sokさまが番組のテキスト起こしをブログにアップされていますので、ぜひご覧ください。クローズアップ現代『もう刑務所には戻さない 〜動き出す知的障害者支援〜』「吾輩のぬいぐるみが洗われてるやん!?」