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2007年08月28日(火) ネットカフェ難民

皆既月食見えないかも 今夜、関西は天気悪く

28日夜、皆既月食が起きる。
晴れていれば全国で観測できるはずだが、曇りや雨となる所が多く、
実際に見ることができるのは北海道などの限られた地域になりそうだ。

 皆既月食は、地球の影に月が丸ごと入り暗く見える現象で、
全国で観測可能なのは約6年半ぶり。午後6時52分から
午後8時22分すぎまで続き、その後約1時間は部分月食となる。

 気象庁によると、この時間帯に晴れそうなのは北海道、東北北部、
東北南部の一部、四国太平洋側の一部、九州南部、沖縄など南西諸島の一部。

 秋雨前線が南下して日本海西部から北陸、関東北部に伸びてくるため、
前線に近い東・西日本では曇りや雨の天気が多いという。

( 産経新聞 8月28日16時12分)


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夕方ごろに天候が回復しかけたので、

見られるかもと期待したのですが、ダメでした。


ネット喫茶難民5400人 20代が最多、日雇いが半数

住所不定でインターネットカフェを泊まり歩く
「ネットカフェ難民」が全国で約5400人に上るとみられることが28日、
厚生労働省の初の実態調査で分かった。
20代が27%で最多だが、50代も23%おり、高齢層にも広がっていた。
半数が日雇いの仕事で、低賃金の不安定な働き方が背景にあることも裏付けられた。

 6−7月に全国のネットカフェ87店の宿泊客約1700人にアンケート。
これとは別に東京、大阪の店の前で362人に聞き取りをした。

 その結果、ネットカフェの客で「住居がなく寝泊まりするために
利用している」のは8%。これを全国の宿泊利用者推計数にかけて
約5400人と算出した。

 就業形態をみると、東京では職場で直接雇用される日雇い労働者が35%、
日雇い派遣労働者が14%。契約が1カ月未満の人も含めると
短期労働者が58%を占めた。失業者も17%いた。

 平均月収は東京で11万円、大阪で8万円。
40%以上が路上生活を経験していた。


(共同通信 2007/08/28 09:49)


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ネットカフェ難民のほかに、

今は24時間営業のマック(マクド)難民、ファミレス難民も存在するそうなので、

実際には、こういった場所で寝泊りする若者はもっと多いと思います。

こういった生活を続ける若者を救済するために、

例えば、公園に住み着いたホームレスを公園から退去させる時に、

ホームレス生活から抜け出した人向けに、

一時的な住居、 職業訓練、就職紹介、

住居や就職時の保証人になってくれるという自立支援センターが存在しますが、

同じような支援施設をネットカフェ難民向けに作るなどといったような、

社会システムや労働基準を見直すのは必要だとは感じます。


 ところで、こういった生活を続けている人の中には、

地方から都会へ上京してきた人の割合はどれぐらいなのでしょうか。

以前にNHKの『クローズアップ現代』で、

ネットカフェで寝泊りする若者を取材した特集を見ました。

そこに登場したある一人の若者は、

地方から東京へ上京したものの定職が見つからず、

派遣業で働き夜はネットカフェに泊まるという生活を3ヵ月ほど続けていました。

私は、なぜ一度、実家に帰らないのだろうかと疑問に思いました。

帰る実家も田舎もなく、頼れる人間関係も皆無というような

本当に何も頼れる所がないというわけでもなく、

実家に帰って、地方で就職先を探すなどの

人生を再スタートさせるという選択肢があるのに、

地方を捨て都会へ出てきたという見栄や意地といった

ようするにプライドが邪魔をしてしまうのでしょうか。

ネットカフェ難民の中には、

地方から都会へ来て帰るに帰れない若者も多いと思いますが、

あのような生活を続けていれば体調が悪化して、

ますます定職に就けなくなるという悪循環の中に陥るぐらいであれば、

一度、実家へ戻るということこそが、

ネットカフェ生活から抜け出せる一歩となるのではないかと思うのですが、

このような考え自体が甘いのでしょうか。








名塚元哉 |←ホームページ