玩具メーカー「やのまん」から発売されている『水木しげる妖怪フィギュア大百怪』を集め始めてから、妖怪熱が再燃して、子供の頃に買っていた妖怪図鑑を読みふけっていたのですが、子供の頃とは違い、妖怪が生まれた背景など、もう少し深く妖怪という存在に触れてみたいと感じ、最近は「妖怪学」まで興味の幅を広げています。タイミング良く、妖怪学を学ぶ意味においての入門書的な新書が発売されていたので購入して読んでみたのですが、小松和彦・著『妖怪学新考 妖怪からみる日本人の心』 (洋泉社新書) いざ妖怪学を学ぼうとすると、民俗学、歴史社会学、心理学、教育学、文化人類学、信仰学、郷土学、文学史、絵画史、口承文芸史まで紐解いていかなければならないことを知り、妖怪の「存在」とはとても奥の深いものであることを改めて気付かされました。そして、妖怪は日本の歴史になくてはならない存在で、日本人の精神の歴史や心のあり方そのものでもあり、妖怪を学ぶということは人間研究でもあると痛感したしだいです。オマケ:大百怪 第一巻〜三巻の妖怪たち第二巻第三巻先月に発売された第四巻に続いて、早くも第五巻が10月に発売。第五巻は死神や小豆洗いが登場!(画像をクリックすると拡大表示されます。)暑いよ〜。氷枕が手放せないワン。