今日の『アンカー』の青山繁晴の“ニュースDEズバリ”のコーナーは、拉致被害者の有本さんのご両親の自宅での取材映像を交えての解説でした。詳しくは、ブログ『ぼやきくっくり』さまが、テキストお越しされていますので、そちらをどうぞ。「アンカー」有本恵子さんご両親インタビュー ここ最近は、拉致問題に関して、一番多くの方が目にされるTVメディアでは、ほとんど時間をかけての報道がなく、忘れ去られているような印象を与えていますし、また、同盟国で唯一助け舟になりそうなアメリカの動きもイラク戦争の失敗で支持率も最低なブッシュ政権としては、外交的得点を取り付けておきたいからか、北朝鮮依りになっているように見受けられ、北朝鮮と平和協定を結ぶ方法を模索しているという報道も出てきており、何だかこれからは本当に日本は蚊帳の外に置かれそうで、なんとも、不安を覚えもどかしい限りなのですが、それでも、拉致被害者家族会の考えでは、日本よりもまだ米国の動きに期待を持っているようで、同じ日本人として哀しいものを感じ空しくなります。日本政府と北朝鮮政府が裏取引をして、7月20日に拉致被害者が万景峰号に乗って帰ってくるなどという怪情報も伝えられていますが、まぁ、小泉前首相の頃から選挙が近くになると、選挙に勝つために拉致被害者を利用して支持率を上げようとしているという怪情報が必ずと言っていいほど報じられてきたので、今回もこれまで同様の飛ばし記事にすぎないとも思っていますが。しかしながら、ここまで進展のない現状を見せ付けられると、たとえ何らかの裏取引が有ったとしても、長年に渡り引き離された家族が再会できるのであれば、それはそれで良いとも思ってしまうのが正直な心情です。 コーナーの最後に男泣きの青山さんの姿を拝見し、私は青山さんと同じような気持ちで、拉致問題解決を真剣に考え、真剣に主張してきただろうかと、改めて自責の念に駆られました・・・。◆イチロー米球宴史上初ランニングHR&日本人初MVPイチローが球宴史上初のランニングホームランでダイヤモンドを駆け回った。3打数3安打2打点の大活躍でア・リーグの5−4の勝利に貢献、日本選手として初めてMVPに選出された。(一部略) 01年に鮮烈なメジャーデビューを果たしてから7年。この間、1年目にア・リーグMVPに輝き、04年にはシーズン最多となる262安打をマーク。首位打者も2度獲得した。オールスター戦は今年で7年連続出場。33歳とすでにベテランの域に達しているイチローが、「1億ドルの男」の名にふさわしい存在感を見せつけた球宴となった。 (夕刊フジ 7月11日17時0分)-----------------------------(引用終了)----------------------------イチローが1年目で首位打者MVPを獲得した時も、シーズン最多安打記録を作った時も、努力を積み重ねているイチロー選手であれば、不思議なことではないと思っていましたが、強打者が揃うオールスターで、MVPを獲得するというのは、一ファンとしても正直なところまったく想像していませんでした。 日本のプロ野球でもそうですが、ランニングホームランが生まれるには、守備をしている相手チームの選手が、クッションボールの処理を誤るなどの幾つかの偶然が必要となるので、ランニングホームランの方が普通のホームランより遥かに出にくいわけです。派手でなくても、こういう場でそれを成し遂げるのは、非常に凄いことではないでしょうか。「運も実力のうち」という言葉があるように、運が重なって生まれたランニングホームラン(しかも、長いメジャーリーグのオールスター戦の歴史で初めて。)によるMVPですが、今回の幸運な結果を呼び込んだのは、7年連続オールスターに選ばれるほど活躍をしているイチロー選手の努力によって生み出された実力によるものです。「天才」という言葉はイチロー選手にこそ相応しいのではないでしょうか。