年金問題、自民が菅代表代行を批判消えた年金問題をめぐって国会が大荒れとなる中、与野党の幹部が、互いに問題の責任を追及し合う、いわば場外乱闘が起きています。 「年金記録の問題が起こってしまった、この今の仕組みを作ったときの厚生労働大臣は誰だった?菅直人さんじゃありませんか?」(安倍首相) 「基礎年金番号の導入を私の名前で決定。私が厚生大臣を辞めた後、小泉純一郎厚生大臣の下で、基礎年金番号の実際の付与が行われた」(民主党 菅 直人代表代行) 国民年金と厚生年金などで共通に使用できる基礎年金番号の導入を決めたのは96年の橋本内閣で、このときの厚生大臣が、民主党の菅代表代行だったことから、安倍総理ら、自民党は、菅代行を名指しで批判し始めました。 これに対し、菅氏は、会見で「基礎年金番号制度の導入自体は、当時、自民党も賛成した。安倍総理はそれを否定するのか」と反論。後任の小泉厚生大臣時代に始まった、社会保険庁による番号統合の作業がしっかり行われなかったために、消えた年金問題が生まれたと述べました。 年金問題で守勢に回った自民党の危機感の現われとも言えますが、一方の民主党は、年金問題を今後も大きな争点とする構えで、与野党の攻防は質疑の外にまで広がっています。(TBSニュース 01日01:38)関連ブログ:『痛いニュース(ノ∀`)』さま 2007年06月01日「年金記録問題…その責任は『菅直人厚生大臣(当時)』」…自民党の主張※問題の政策パンフレット(注・PDFファイルです)http://www.jimin.jp/jimin/kouyaku/pamphlet/pdf/2007_nenkin.pdfこのパンフレットは酷すぎる。-----------------------------(引用終了)----------------------------双方、言っていることは事実なのですが、これはどう見ても自民党の自爆ではないでしょうか。85代厚生大臣 1996年1月11日〜 新党さきがけ 菅直人86代厚生大臣 1996年11月7日〜 自由民主党 小泉純一郎87代厚生大臣 1998年7月29日〜 自由民主党 宮下創平88代厚生大臣 1999年10月5日〜 自由民主党 丹羽雄哉89代厚生大臣 2000年4月5日〜 自由民主党 丹羽雄哉90代厚生大臣 2000年7月4日〜 自由民主党 津島雄二91代厚生大臣 2000年12月5日〜 公明党 坂口力菅氏が厚生大臣を勤めた時の内閣は橋本内閣で自社さ連立政権でした。基礎年金番号一本化は菅氏が厚相時に企画立案し、その方針を実行したのは後任の小泉純一郎氏。その後一貫して現在まで自民党の厚相が管理していたので、どう転んでも長年放置し続けた自民党に非があると思います。しかしながら、あいつが悪い、いやこいつが悪いなんて責任のなすり合いや悪人探しをやってる場合なんでしょうか。すでに起こった事に対して批判や責任のなすり合いをしても、後戻りできるわけでもなく、何も現状は変わりません。本来なら、まずは国民のためを思えばこそ与野党一体で現実的で具体的な救済策を示し実行してから、その後、責任の所在なり何が間違っていたかを明らかにし反省なりすればよいと感じるのですが、与野党共に政局にして参院選挙にこの問題を利用して騒いでいるだけで、どいつもこいつも本気で取り組んでないのがミエミエ。責任逃れしようと、お互いに見っとも無い醜態をお茶の間に晒すなと思います。