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2007年05月17日(木) 非正規雇用者組合を潰す朝日新聞

私が賛同するホームレス自立支援運動の一つである

雑誌『ビッグイシュー日本版』(誰でも200円で参加できます。)の

最新号(72号)に「マスメディアの非正規雇用問題」として

興味深い記事がありました。

朝日新聞の英字紙「ヘラルド朝日」編集部に勤務していた朝日新聞の通信社記者が、

その労働実態をめぐって朝日新聞社を訴えているという話です。

 詳しい内容は、『ビッグイシュー』72号を買っていただいたほうが、

ホームレスさんの自立支援に繋がるので省きますが、

各販売場所(通販もあります。)

朝日新聞と言えば、ワーキングプアや労働問題を積極的に報道し、

非正規雇用労働者を擁護し、弱い立場の労働者の権利の引き上げを求める

記事やキャンペーンを行っていますが、

その実態(裏でやっていること)といえば、

朝日新聞社で不当な雇用状況下で働かされている社員が、

非正規雇用者組合を作ったところ、

組合を潰そうとした朝日新聞社からの嫌がらせの数々や、

朝日新聞社で働く非正規規雇用者や外国人記者への扱いは、

えげつない事この上なし。

何処の企業でも非正規雇用労働者の扱いは酷いことが多いですが、

表向きは、非正規雇用労働者の立場に寄り添った報道をしておきながら、

自分達の企業内は、まったく正反対というのでは、

これでよく、政府や他の企業を恥ずかしげも無く糾弾できるというものです。

この裁判は、2005年から続いて、

現在は高裁まで待ちこまれているということですが、

他のTV、新聞、雑誌のメディアで一切取り上げられたことが無いそうです。

(これでは、朝日新聞ウォッチャーの私でさえ、
 まったく知らなかったのも無理はありません。)

他のメディアも同じことを行い様々な問題を抱えているので、

自分の事は棚に上げて報道することが出来ないということなのでしょう。

 今後、朝日新聞や他のメディアが、

自分たちの会社の事は棚に上げて無反省に非正規雇用者問題の報道をしても、

「よく言うよ」といった感じに、

今後は冷めた目で見てしまいそうです。

参考リンク:
ヘラルド朝日労働組合ホームページ(英語)

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名塚元哉 |←ホームページ