長崎市長選:事件に配慮、万歳控え 田上氏(一部抜粋)優子さんは「本当にありがとうございました。父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」と声を詰まらせた。 横尾さんは、東京での記者生活を休職して補充立候補した。1000を超える団体推薦や伊藤市長の後援会組織を受け継ぎ、遺族が喪服姿で街頭に立つなど、徹底して情に訴えたが及ばなかった。 ◇無効票は約1万5000票 長崎市長選の無効票は約1万5000票あった。中には死亡した伊藤市長に投票し「伊藤市長さんありがとうございました」などと書かれた票もあったという。無効票の中には、期日前を含めて伊藤市長に投じた票が多かったとみられる。(毎日新聞 2007年4月23日 0時18分)長崎市長選、長女号泣も市民世襲NO(一部抜粋)しかし、市長職の世襲に対する批判は予想以上に強かった。陣営は、1000を超える伊藤氏の支援団体を回ったが、地元経済界は世襲に疑問を呈し、田上氏の支援に回った。準備不足も重なった。選挙カーが完成したのは20日夜で、街頭での訴えは最終日だけ。なぜ自分が後継者か、何をしたいのか。説明の時間は限られていた。「(伊藤市政を)受け継ぐと言った以上、絶対に守る」。その決意は果たされなかった。 4選を目指していた伊藤氏は、圧勝が予想されていた。それだけに、落選の報に支援者も、放心状態。「殺された上に負けるなんて。むごすぎる」。男性支援者は涙ながらにつぶやいた。(ニッカンスポーツ 2007年4月23日7時58分)関連ブログ:痛いニュース(ノ∀`) 2007年04月23日【長崎市長選】「父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」 …落選した横尾誠氏の妻、崩れ落ち号泣-----------------------------(引用終了)----------------------------選挙区は違えど、現職市長が射殺された後であったので、どのような選挙結果になるのか注目していました。落選したとはいえ集めた票数は、77,113票。当選した田上氏は78,066票で、その差はたったの953票。同情票がほとんどだと思いますが、ここまで集めたことに私は逆に驚きました。>父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。>残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」>落選の報に支援者も、放心状態。>「殺された上に負けるなんて。むごすぎる」。伊藤氏が殺されてしまって以来、その衝撃の悲しみも癒えぬまま選挙へと休みなく精力的に動いていきて普通の精神状態ではないところに、この選挙結果を受け、目まぐるしい日々の疲れが一気に出たのと、父親が殺された恨みと選挙敗北の無念さが一緒になってしまい冷静さを欠いた発言ということは充分に理解できるとはいえ、長崎市民を責めるような「こんな仕打ち発言」は、撤回、謝罪しないと市民に愛されていた父親の顔に泥を塗ることと同じだと思います。 また、殺されたことへの弔い合戦と選挙(行政の政策)はまったくの別物であり、市民から信頼されてたのは伊藤一長氏であって、急遽、候補者となった東京在住の娘婿の横尾氏ではなかったということです。もし横尾氏が地元長崎に根付いていた人であれば、結果は違っていたかもしれませんし、出馬したのが、ずっと一緒に政治活動をしてきた伊藤氏の奥様であれば、まず間違いなく当選していたのではないかと思います。 同情票がこれだけ集まっただけでも良かったと思うべきで、とりあえず、家族はしばらくの間、休養して、精神的な安定を取り戻して、横尾氏がまたチャレンジする気があるのであれば、何年後かの市長選挙を目指して、しっかり根をおろし長崎のことを勉強し真摯に取り組んでいけば、市民も振り向いてくれることでしょう。↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加