出生率を「子供産む生産性」、菅氏発言を公明が批判公明党の斉藤政調会長らは8日、民主党の菅代表代行が出生率を「子どもを産む生産性」と表現したとして厳しく批判した。 斉藤氏は「柳沢厚生労働相の(「産む機械」)発言は論外で、猛省を促したが、同じことを菅氏にも申し上げたい」と国会内で記者団に語った。松あきら女性局長も「(菅氏の)言い方はひどい」と非難した。 菅氏は1月18日、名古屋市内での演説で、「愛知も東京も景気が良い、生産性が高いと言われるが、愛知も東京も1、2を争うほど、子どもを産むという生産性が最も低い」と語った。 菅氏は8日の記者会見で、「東京など大都市は地方に比べて景気が良くて生産性が高いと言われるが、出生率は低いと申し上げた」と説明した。(2007年2月8日22時12分 読売新聞)菅の「産む生産性」発言 柳沢批判の資格あるのか(前略) これについて、民主党はJ-CASTニュースの取材に対し、「党事務局としては、コメントすることはない」と返答。07年2月8日午後に行われた記者会見では、「そういう発言があったのか」という質問に菅氏は答えず、「本会議の議事録に私が発言したことの趣旨が書いてあるのでそれを読んで欲しい」と答えるだけ。「産む生産性」は菅の「お決まり」の言葉だった なお食い下がる記者には、「そのときの表現が、一字一句どうなっていたのかというのは、率直に申し上げて私が喋った全部、言葉尻までは覚えていませんから。少なくとも趣旨は、地域について申し上げたんです。生産性が高い、景気のいいといわれる地域が、出生率の点では低いところが東京など含めて多いということを申し上げました」 と、「覚えていない」ことを明らかにしただけだった。 ちなみに、菅氏は山陰中央新報の個別インタビュー(06年8月掲載)でも「少子化問題でも、生産性が高い東京が、子どもの生産性は一番低い」などと答えており、「産む生産性」は菅氏の「お決まり」の言葉だった可能性が高そうだ。 同日の記者会見では、「『柳沢発言』の大きな問題性は、多くの国民の皆様には相当程度、私たちの行動には共感いただいたと思っている」とまで熱弁していた菅氏だが、なんとも恥ずかしい「結末」になりそうだ。 もっとも、J-CASTニュースが2月5日「橋下徹弁護士 『柳沢擁護』に熱弁」でも報じたとおり、「言葉狩り」に終始する国会運営については、「共感」するどころか「疑問」の声が多く上がっているのも事実だ。(以下省略)(J-CASTニュース 2007年2月8日)菅代表代行も失言「東京は子供の生産性低い」(前略)永田町では、民主党の“ブーメラン伝説”は広く知られている。自民党のスキャンダルを攻撃すると、必ず同様の問題で民主党にも攻撃が返ってくる。最近では、事務所費問題で民主党にブーメランが返ってきた。 またしても思わぬブーメランを食らった菅氏だが、7日の会見では、これらの発言についての質問が出ると「12月の衆院本会議で同様の趣旨の発言をしているので議事録を読んでください」とやや的外れな回答。「柳沢氏の発言と結びつけられてもおかしくないのではないか」との質問にも「議事録をよく読んでみてください」と繰り返すだけだった。 さらに、愛知県知事選での応援演説については「その時の表現が一字一句どうだったか言葉じりまでは覚えていない」と言う始末。最後にようやく「生産性のいい景気のいい地域では、出生率の点では低いところが多いと申し上げた」と説明したが、菅氏の「生産性発言」が今後の国会審議で問題となる可能性もありそうだ。(2007年2月9日06時00分 スポーツ報知)第165回国会 本会議 (平成18年12月15日(金曜日))衆議院本会議菅 直人東京が最も生産性が高いとは思っておりません。なぜか。それは、子供の生まれる出生率が最も低いところが社会として生産性が高いと言えないと私は確信するからであります。-----------------------------(引用終了)----------------------------民主党の自爆癖はすさまじいですね。ハッキリ言って名人芸の域に達しているのではないでしょうか。 正直なところ、もう、どうでもいい話なのですが、そういうネタを引っ張ってきたのは他ならぬ民主党でした。最初から民主も柳沢発言に対して、審議拒否をしたりとことさら問題視せず、ここまで意地を張らなければ、過去の菅氏の発言も持ち出されて批判されることはなかったと思います。 菅氏の発言に対して今のところ女性議員は静かですが、柳沢厚労相の発言に、全女性を代表して抗議した社民党や、人間性を疑うとまで言って抗議した民主党の女性議員のみなさんは、同じように、“謝罪もしない”菅氏にも抗議するべきではないでしょうか。生産性と機械がものを作るような表現を使って発言しており、意味合いは同じようなものなのですから、一方は批判して、一方は無問題とするのであれば、ダブルスタンダードで、批判の正当性が無くなってしまいます。 民主党の長島昭久議員が自信のブログで、 審議拒否はやはり失策だったと、やっと気付いて後悔しているようですが、2007年02月07日やはり審議拒否は痛恨の失策だった・・・!ここでもし、菅氏が失言と清く認め、代表代行の座を辞任すれば、柳沢氏も大臣の座から退くか、もしくは相当に追い詰めることが出来るのですが、なぜか、民主党にはそこまでの考えが及ばないのかが不思議です。また、最大野党の民主党には与党自民党をちゃんとチェックしてほしいのですが、チェックと揚げ足取りを勘違いしているのではないでしょうか。野党は、メディアに追随して、与党の評判さえ悪くすれば、自分にとって有利だと思っているのかも知れませんが、そんなことをすると、何かあった場合に自分たちも醜態を晒すことになって、自分の評判も一緒かそれ以上に落としてしまうのですが、自爆を何度繰り返しても、気付かずに学習能力がありません。敵の評判を落とすことではなくて、立派な政策を示し、行動を起こすことで、自分の評判を高めるという道もあるのですが、なぜか、それが出来ずに墓穴を掘って自爆ばかり。出来ないからこそ野党に甘んじているのかもしれませんが・・・。↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加