昨日は、ブルーノート大阪に、鈴木重子さんのライヴ(1stと2ndの2ステージ)を聴きに行ってました。昨年の6月以来、約7ヶ月ぶりのライヴとなります。重子ファンの友人が早くから並んでいてくれたこともあり、1stと2ndともに一番前の真ん中、重子さんの目の前のテーブルでした。今年初めての関西での公演ということもあり、重子さんの最初の挨拶が「あけましておめでとうございます。」でした。心の中で「うおーい!もう2月だっつーの!」というツッコミを入れました。(スローライフでトークは天然系、 歌は癒し系な重子さんらしいと言えばそうなんですが。) 約3年間レコーディングやツアーのほとんどを一緒にされている気心の知れたミュージシャン4名の一切の無駄がない完璧な演奏と、重子さんのふんわりとした歌声に包まれたとたん、忙しない現実から一気に逃避。 1st&2ndともに、昨年発売されたアルバムの曲を中心として、重子さんのコンサートやライヴに欠かせない定番のナンバーと、今回初お披露目のジョンレノン「LOVE」とB.J.THOMAS「Raindrops Keep Falling on My Head (邦題 雨にぬれても)」や1stのアンコールでは、1970年代のバンド はっぴいえんど の「風をあつめて」を唄われたのですが、まさか、重子さんから「はっぴいえんど」の歌が聴けるなんて想像すらしていなかったので、とても感激しました。10代後半は、「たま」「はっぴいえんど」「友部正人」など不思議系ばかり聞いていましたから。(今も聞いているんですけどね。)はっぴいえんど ウィキペディアあと、関東のライヴなどで披露しつつも、聴くチャンスに恵まれなかったファンの間では高評価のエデュ・ロボ/ジジ・ポッシの「O Circo Mistico」もやっと聴くことができたので満足満足。 6月にはNEWアルバムの発売が予定されているので、(現在、レコーディングリハーサル中なのだそうです。)今回お披露目した新しいナンバーから、幾つか収録されるのどうかも含めて楽しみです。 1stのあとには楽屋へ招いてくださいました。(いつも気遣ってくださって、ありがたいやら申し訳ないやら。)今年の初め、重子さんのファンサイトに、いつもお世話になっているお礼にと似顔絵を描いてプレゼントしたのですが、それをプリントアウトしたものにサインを頂きました。 ファンの方々にも好評でしたし、絵を見た重子さんもとても喜んでくださいましたし、バンドメンバーの方々からも「似ている」との太鼓判を押されたので、描いたかいがあったなぁと思いました。 風に身を任せ自由に漂う雲のような気持ちにさせてくれ心地よくいつまでも聞いていたくなる重子さんのヒーリングボイスは、コンサートやライヴを重ねるごとにさらに心地よさが増して、全神経と全筋肉を解放し、その心地よいスローな特別な時間に身をゆだね、ひたすら「快」と「楽」を味わっているとライヴが終わり、忙しない現実世界に戻されてしまうわけですが、そのぶん先ほどまで堪能していた特別な時間は奇跡的なものであったことに気づきます。帰りの電車の中で余韻に浸りながら、歌声や歌詞の言葉の一つ一つ、そこに流れる音楽の一小節一小節、その場所、空気、光が含まれたこの特別な今日の時間は当然のことながら、もう二度とこの奇跡は堪能することが出来ないのだなぁと感慨深くなりました。今年の節分は、歌で鬼(ストレス)を外に追い払い、歌で福を貰った一日でした。めでたしめでたし。オマケ:YouTube風をあつめて / Kaze wo atsumete 高野寛 中村一義街のはずれの背のびした路次を 散歩してたら汚点(しみ)だらけの 霞(もや)ごしに起きぬけの路面電車が海を渡るのが 見えたんですそれで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて蒼空を翔けたいんです蒼空をとても素敵な昧爽(あさあけ)どきを 通り抜けてたら伽藍(がらん)とした 防波堤ごしに緋色(ひいいろ)の帆を掲げた都市が停泊してるのが 見えたんですそれで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて蒼空を翔けたいんです蒼空を人気のない朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたらひび割れた 玻璃(ガラス)ごしに摩天楼の衣擦れが舗道をひたすのを見たんですそれで ぼくも 風をあつめて 風をあつめて蒼空を翔けたいんです蒼空を↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加