“がけっぷち犬”争奪戦過熱 徳島、あす抽選譲渡会徳島市の眉山の崩落防止コンクリート壁のくぼみに迷い込んだ1匹の子犬に、17人のレスキュー隊員が出動した大がかりな救出作戦の模様が全国中継された“がけっぷち犬騒動”から2カ月。保護された子犬の譲渡会が28日、徳島県動物愛護管理センター(同県神山町阿野)で開かれ、飼い主が決まる。 この犬は、当時生後6カ月の雑種の雌。当初は飼育室の片隅でおびえきっていたが、今ではすっかり人にもなれ、先に救出された姉妹とみられる犬と一緒に元気に遊んでいる。 思い起こせば、救出劇はハラハラ、ドキドキの連続だった。がけのくぼみは約50メートルの高さ。消防署のレスキュー隊員が犬の下に保護ネットを張り、徐々に近づいていく。最後は犬を保護ネットの中にダイブさせ、救出に成功した。 救出の一部始終は全国にテレビで生中継され、その直後から同センターの電話は鳴りっぱなし。そのほとんどが犬の引き取り希望や問い合わせで、件数は今月26日現在で109件に上っている。 引き取りの理由は、「ひどい目に遭ってかわいそう」「幸せにしてやりたい」「以前飼っていた犬に似ている」などのほか、「ラッキーさにあやかりたい」「店の看板犬にしたい」といったものまで、さまざまだ。 同センターで平成17年度に殺処分された犬は約4500匹、今年度は12月末で約3200匹に上っている。がけっぷち犬のように全国的に注目されたため助かった幸運な犬がいる一方、人知れず殺処分される犬は多い。 同センターでは、騒動後も1カ月に約300匹の割合で処分が続いているという。 同センターの山根泰典・事業係長は「できればみんな助けてやりたいが…。ただ、この救出された犬のように引き取り手があり、訓練しだいで人になれる可能性がある以上、あえて処分する必要はない」と話す。 譲渡会は午後1時から。倍率は高く、「厳しい抽選会」となりそうだ。(産経新聞 2007/01/27 15:38) 徳島 “がけっぷち犬”飼い主が決まる<1/28 19:29>去年、徳島市の山の斜面から救出された“がけっぷち犬”の譲渡会が28日、徳島・神山町の県動物愛護管理センターで開かれ、飼い主が決まった。 “がけっぷち犬”は去年11月、徳島市の山の斜面で動けなくなっているところを救出された。2か月間、神山町の県動物愛護管理センターで人に慣れる訓練を積み、同じがけで保護された姉妹犬と一緒に28日の譲渡会に出された。 “がけっぷち犬”には埼玉県や大阪府など全国から11組の申し込みがあり、抽選の結果、徳島・つるぎ町半田の主婦・馬木かずこさん(67)が飼い主に選ばれた。馬木さんは孫と相談して“がけっぷち犬”に「リンリン」という名前を付けた。 また、姉妹犬は希望者が現れず、来月の譲渡会を待つことになった。(日テレNEWS24 )-----------------------------(引用終了)----------------------------飼い主が見つかることに関しては良いことだと思います。保健所で殺処分を待つ犬を引き取ったことの無い私が言うのもなんですが、保健所には、子犬も含め捨て犬が沢山収容されているというのに、その犬たちには見向きもしないで、ちょっと特殊な立場に立ち有名になって、TVに取り上げられ付加価値のようなものが付いてしまった犬には、可哀想、私が飼う、私が私が・・・と飼い主に名乗り出るのって、テレビのCMを見た勢いでチワワを飼ってしまう人たちと一緒で、 この人たちは本当に犬が好きなのだろうかと複雑な気持ちなります。 仮に抽選会に来て、抽選に外れた人々に対して、「保健所で処分される予定の犬を飼いませんか?」と紹介してあげたら、 あの中で、どれぐらいの人数が欲しいと名乗り出るでしょうか?名乗り出る人はゼロかもしれません。なぜなら、この犬には姉妹がいますが、今日の抽選会の後、姉妹の方は引き取り手は無かったというぐらいですから、要するに、テレビに映って有名になった方は欲しいけれど、「映らない」方は要らないということです。 抽選会に集まった人のほとんどは、希少価値のあるブランド物を持って優越感に浸りたい心境と同じように、「この犬、あの時の崖にいた犬なのよ」といった感じに自慢をして、「えー!すごーい!」などと言われたいだけの人ばかりだったのではないでしょうか。 「崖っぷち犬」とはまったく関係はありませんが、犬にTシャツを着せるのはまだ良いとしても、全身を毛に覆われている犬に毛皮を着せて喜んでいる飼い主も理解ができません。↓エンピツ投票ボタンです。 押してくださると日記を書く励みになります。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加