「平壌宣言復元したい」小泉前首相、3度目訪朝に意欲小泉前首相は6日夜、自民党の山崎拓・前副総裁と都内で会談した。山崎氏によると、小泉氏は「北朝鮮との日朝平壌宣言を復元させたい。そのためならば、3度目の訪朝をしてもいい。その場合は安倍首相の特使という形になる」と述べたという。山崎氏も「そのための段取りは私がやろう」と応じた。 小泉氏はまた、「朝鮮半島の非核化は政治家の責任として全うしたい」と強調した。小泉氏の発言は、日朝交渉再開の見通しが立たない中、自ら事態打開のための「使者」となることに意欲を示したものだ。(読売新聞 2006年12月7日0時46分)小泉前首相、3回目の訪朝に意欲=山崎氏との会談で小泉純一郎前首相が6日夜、自民党の山崎拓前副総裁と都内で会談し、3回目の北朝鮮訪問に意欲を示していたことが7日、明らかになった。 山崎氏が同日昼の山崎派総会で明らかにした。それによると、山崎氏は、小泉氏が2002年に北朝鮮を初訪問した際に金正日労働党総書記との間で合意した日朝平壌宣言が、北朝鮮の核実験実施で空文化していると指摘。小泉氏は「これを生き返らせることができれば結構だ」と述べた。さらに対北朝鮮政策について「対話と圧力のバランスを取っていかないといけない」と語った。 また、山崎氏が「3回目の訪朝をして、朝鮮半島の非核化に努力してはどうか」と提案したのに対し、小泉氏は傾聴していたという。 (時事通信 12月7日15時1分更新)-----------------------------(引用終了)----------------------------朝に第一報を聞いて、「ホンマかいな?」と思っていたのですが、お昼の報道によりますと、「小泉氏3度目の訪朝か」情報→小泉氏側は完全否定自民党の山崎元副総裁が6日夜に小泉前総理大臣と会談し、3回目の北朝鮮訪問を持ちかけたことが明らかになりました。永田町では波紋が広がっています。 塩崎官房長官:「報道でしか聞いていないので、小泉前総理がどのような発言をしたのか、本人に聞かないとなんとも言えない」 山崎氏によると、小泉前総理に北朝鮮訪問を勧めたところ、小泉前総理は「平壌宣言を生き返らせたい」と述べて、3回目の北朝鮮訪問に意欲を示したということです。しかし、小泉前総理側は「そんなことは言っていない」と完全否定したうえで、「山崎氏は、復権のために小泉前総理を使おうとしているだけだ」と不快感をあらわにしています。また、自民党幹部も、「意欲はあるのだろうが、実際には難しい」との見方を示しました。 ( ANNNEWS 2006/12/07(11:59))※時間帯によってリンク先が移動している場合があります。-----------------------------(引用終了)----------------------------「平壌宣言復元したい」これは小泉前首相はその時に言ったかも知れません。自分で調印した宣言書なのですから。「そのためならば、3度目の訪朝をしてもいい。 その場合は安倍首相の特使という形になる」この発言をしたかどうかは疑わしいものがあります。二元交渉そのものは止めようと自分が決めていたのですから。「平壌宣言復元したい」この発言だけで再訪朝に意欲的と捉えるのは不正確だと思います。核問題を解決しようとする動きは別に間違ってる訳ではありません。しかし、小泉前首相が3度目の訪朝を実行したからといって、今の情勢では解決に繋がるようなストーリーが見えてきません。国連が核廃棄を求めても、核を廃棄しない北朝鮮の金豚が、小泉前首相の一声によって、核をあっさりと廃棄するようなことはないでしょう。また、六者協議が再開に向けて各国が交渉して調整中なのですが、再開できるかどうかさえ雲行きが怪しくなっているこの微妙な時期に、六者協議そっちのけで日本が単独で交渉する事は、アメリカが絶対に許さないとでしょう。この一報がアメリカの耳に入れば、内密で抗議してくると思います。即行で否定したのは、山崎氏の後ろに北朝鮮の存在が見え隠れしているのと、自分の復権のため小泉前首相を利用したいという山崎氏の思惑を察知したのと、アメリカの動向を気にかけているの三つの理由からでしょう。 今朝の『スーパーモーニング』ではこの情報を元に、各氏が「ノーベル平和賞が欲しいんでしょ」とか「パフォーマンスでしょ」とか言いたい放題でした。山崎氏が小泉氏が首相の時から、雑談での発言を勝手に話を膨らませて、存在感をアピールしようとしたのは、これまでに一度や二度じゃありません。そのことに対してメディアも懲りているはずなのに、どうして、山崎氏の口から出た小泉前首相の発言を、小泉前首相の側近筋から事実確認を取れない段階で、こうも簡単に信じてしまうのでしょうか。↓エンピツ投票ボタンです。 今日の日記は良かった思った方は押してくださると嬉しいです。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加