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2006年09月23日(土) 東京新聞の筆洗いは赤い水のようですね。

『こち亀』連載30周年 変わらぬ人気 破天荒 下町と共存

人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が連載三十周年を迎えた。
主人公の両津勘吉は、物語の舞台に銅像が建つなどすっかりヒーロー。
子どもから大人まで、幅広く長く愛される秘密を、
作者の秋本治さん(53)とともに探った。

 ▽大人も一緒に

 「こち亀」は、東京・亀有生まれの秋本さんが一九七六年から
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載を始めたギャグ漫画。
派出所勤務の破天荒な警察官、両さんが巻き起こす騒動を描いて人気を獲得し、
コミックスは既に百五十一巻。累計で一億三千五百万部以上を売った。

 連載二十周年ごろからテレビアニメが始まり、アニメで声を担当する
ラサール石井さんが舞台化も手掛けた。さまざまな両さん像を意識することで
「新たな刺激を感じ、飽きずに続けられた」と秋本さんは振り返る。

 少年雑誌の漫画でありながら他と一線を画すのは情報量の多さ。
身近な遊びからマイホームや海外旅行、インターネットまで、
時代ごとの風俗や流行を取り込み、せりふやストーリーに生かす。

 「大人と一緒に読める漫画に」と工夫を凝らす秋本さん。
「ある程度大人に向けて描いても、子どもは付いてくる。
後で調べて分かってもいいんです」

 そのために、日々、感性をとがらせ網を張っている。
「新聞やテレビのほか、電車に乗ったり盛り場を回ったり。
世の中の動きをキャッチして、漫画に使えるものをより分ける」という。
素材は果てしない。「毎回、どんな話が出るのかと、
わくわくしてもらえるのが理想です」

 ▽下町の懐かしさ

 東京の下町の風景も丁寧に描かれる。同世代の人には懐かしく、
子どもたちには「こんな時代があったことを知ってほしい」というメッセージ。
現在ではほとんど見られなくなった風俗も織り交ぜる。
社会の変化は早いが「この作品には、消えゆくものを残していく
役割もある」との思いからだ。

 連載三十周年を記念した本「超こち亀」では、さいとう・たかをさんら
人気漫画家との合作が実現。ゴルゴ13やキン肉マンが両さんの世界に
入ってくるなど、ファンの話題を呼びそう。
週刊少年ジャンプも、表紙や巻頭カラーなどで大特集を組んだ。

 秋本さんは「落ちこぼれだけど元気で前向き。
友情が一番の宝物だというテーマを胸に描いている」と話し、
一人で悩む子どもたちに「(こち亀を通じて)人と人との付き合いを
少しでも分かってほしい」と願っている。

(東京新聞 2006.09.22)


-----------------------------(引用終了)----------------------------

『こち亀』は105巻まではコミックスを買っていました。

30巻〜60巻ぐらいまでが『こち亀』の絶頂期でしょう。

(50巻辺りは面白さが神がかってました。)

正直80巻以降くらいから読者にこびるキャラがドンドン登場したり、

アニメ化されたことによって守りの体制に入ったのか、

マンガから初期中期のような、作者のやりたい放題な毒々しさが抜けてからは、

もう面白くないのに、なんか意地になって、

100巻まで付き合ってやろうと惰性でコミックスを買ってましたが、

さすがに場所をとるので105巻でストップ。

ここ5年ほど週刊少年ジャンプすら全く読んでないので、

その後の『こち亀』がどうなっているのか分かりませんが、

今もコミックスには芸能人や有名人の「あとがき」があるでしょうか?


9月23日付:東京新聞コラム 筆洗

「国旗や国歌に敬意を表するのは法律以前の問題だ」。東京都教…

 「国旗や国歌に敬意を表するのは法律以前の問題だ」。
東京都教委の国旗国歌強制は違憲とした東京地裁判決に、
こんな感想を述べたのは、誰あろう小泉首相である
▼さすが内外から批判を浴びた8・15靖国参拝を、
「わが心の問題」として強行した首相だ。
思想信条の自由に関しては一貫している。
ただし憲法は、総理大臣が公務より私心を優先することまで想定しているとは思えないが
▼そもそも国民的コンセンサスをもって支えられなければ意味がない国旗国歌を、
法律で強制しようとするからこじれる。
一九九九年の広島県立高校の校長自殺事件をきっかけに、
法制化に走った政府は、当初「個人に強制しない」と約束したはずだ
▼それを東京都教委が二〇〇三年十月、入学式、卒業式での国旗掲揚、
国歌斉唱を通達。教員管理の道具として踏み絵的に強制したからややこしくなる。
従わない教員を大量処分し、退職者の再雇用にも応じなかった。
他府県に例を見ないこの強硬姿勢を地裁判決は教育基本法、
憲法に反すると厳しくとがめている
▼幕府が鎖国を解いた江戸の昔から、「日の丸」は万国公法(国際法)に
則(のっと)り海賊と区別するため、公海上で掲げられてきた。
これを国旗とすることに異論を挟む国民はいまい。
一方「君が代」は一八七九(明治十二)年に、天皇礼式曲として作られたもので、
本来国歌ではない(松本健一『「日の丸・君が代」と日本』=論創社)
▼天皇が命じた戦争の思い出に結びつくと違和感を持つ人にまで、
斉唱を強制することはない。妥当な判決だ。


-----------------------------(引用終了)----------------------------

突っ込みどころが満載で、何処から手をつけてよいのやら。

>そもそも国民的コンセンサスをもって支えられなければ意味がない国旗国歌を、

1億2千万の国民、ひとり残らず全員からコンセンサスを取るなど無理でしょうが、

どこの国の国歌であれ所詮は誰かが決めたものが自然に定着していったに過ぎず、

「当たり前すぎて法律にしてなかった」点をついて、

「法律で決まってない国旗、国歌には従えない、日本は法治国家である」

と無茶苦茶な主張をしたのが左巻きさん達。

そこで、指導要領と現場の左巻き教師の間に挟まれて、

広島の世羅高校校長が自殺するに及んで、

やむなく「法律で決めましょう」としたのがこの国旗、国歌法。

すると今度は、「法律で強制するのか!」と非難したり訴えはじめた。

なんつーか、国旗国歌が嫌いなのではなくて、

ただたんに国の意見に従うのが嫌なだけのような・・・。


>一方「君が代」は一八七九(明治十二)年に、天皇礼式曲として作られたもので、
>本来国歌ではない(松本健一『「日の丸・君が代」と日本』=論創社)

本来、国歌としてつくられたものじゃななくても、

国歌と決められた時点で国歌なんですが・・・。

君が代にしても、国歌として使われた経緯には諸説いろいろあるのに、

記者の思想に有利な説だけを記載するのはどうかと。

それに国歌は、国歌として作られた人工的な国歌を歌う国もありますが、

その他のために作られた歌を国歌としている国もあり、

しかも、そのほとんどが戦争か君主を慕う歌が国歌だったりします。

例えば、中国の国歌は1935年に作られた抗日映画の主題歌の共産党賛歌で、

国歌として作られたわけじゃないし、

イギリス国歌は女王陛下の式典の為のもので国歌として作られたものじゃないし、

フランス国歌はオーストリアとの戦争のためのライン軍のための軍歌として

作られたもので国歌として作られたものじゃないし、

アメリカの国歌は独立戦争の時の軍歌としてつくられたものだし、

アイスランドの国歌は賛美歌の一節として作られたものだったり、

他にもありますが、最初から国歌として作られてない国歌もあるのに、

そういうことも無視するのはどうかと。


>天皇が命じた戦争の思い出に結びつくと違和感を持つ人にまで、
>斉唱を強制することはない。妥当な判決だ。

歌詞にしても「君が代」は歌詞の出典が『古今和歌集』

(古今和歌集巻七賀歌巻頭歌、題しらず、読人しらず、国歌大観番号343番)

家の主の繁栄と長生を祈る民謡的賀歌(祝歌)で、

軍歌と違い平和的な歌詞で戦争の思い出に結びくとは思えませんが。

それに、原告の内何人が戦争を体験した戦前生まれなんだ?





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