安保理決議案による対北制裁、米が関係国へ伝達か韓国の聯合ニュースは12日、韓国政府消息筋の話として、米国が北朝鮮の核問題について、北朝鮮に交渉する意思がないと最終判断し、国連安保理決議案による対北朝鮮制裁に踏み切る方針を韓国や中国など関係国に伝えたと報じた。 同ニュースによると、米国はこれまで、核問題を巡って北朝鮮に様々な提案をしたが、北朝鮮は反応せず、「これ以上説得の努力はしない」との最終判断を下した。米国のクリストファー・ヒル国務次官補も今月訪中した際、北朝鮮の6か国協議首席代表の金桂寛(キム・ケグァン)・外務次官との会合を提案したが、北朝鮮側は応じなかったという。 韓国を訪問していたヒル次官補は12日午前、仁川空港で「努力は尽くしたが、北朝鮮の関心をひくのは難しい」と述べ、交渉が難航していることを示唆した。 北朝鮮はこれまで、米の金融制裁を理由に6か国協議への復帰を拒否し、米国に対し2国間会合を開催するよう求めていた。(読売新聞 2006年9月12日13時28分)聯合NEWS:「北朝鮮には交渉の意志がない」米国最終判断-----------------------------(引用終了)----------------------------「伝達“か”」と疑問形なので真意の程は不明ですが、http://news.yahoo.com/s/afp/20060912/wl_asia_afp/nkoreanucleartalksusskorea_060912033313 http://news.yahoo.com/s/ap/20060912/ap_on_re_as/koreas_nuclear アメリカでも伝えられているにもかかわらず、アメリカ政府がそれを否定するコメントを出していませんし、これまでの6ヶ国協議は北朝鮮の時間稼ぎになるだけに過ぎなかったことや、7月のミサイル発射に関する国連決議採択の際、北に融和的な中露の説得でも役に立たないと結論が出たことを踏まえて、本格的に北朝鮮問題に取り組む意思表示と考えてもいいかもしれません。 小泉首相はフィンランドで行われたアジア欧州会議(ASEM)で、拉致・核・ミサイルの北朝鮮問題を各国一致して取り組むよう要請し、議長声明を採択させるという日本の首相として最後の大仕事を行いました。産経:対北朝鮮 「一致して取り組みを」 小泉首相 アジア欧州会議で要請読売:北朝鮮に協議復帰求める…議長声明採択しASEM閉幕各国に対して問題解決に協力するよう要請したということは、まずは要請した側が率先して手本を見せなければ示しが付きません。小泉首相は北朝鮮問題解決の道筋を付けたのですから、安倍さんが総理大臣になったら、最初にやるべき仕事は、米国と同調して経済制裁の強化をするという事に決まりましたね。ところで、明後日の14日には米韓首脳会談があります。しかも既に、共同声明は出さない(出せない)事が発表されています。北支援に動けば米国からさらに相手にされず孤立。かといって親北反米路線で大統領に上り詰めただけに、今さら米国協調路線に変更する気もないようです。これまで以上にギクシャクした米韓首脳会談となると予想され、盧武鉉が北の擁護をしたり、開城の工業団地経済支援を言い出したとき、ブッシュ大統領がどう切り返すのか、楽しみです。オマケリンク:小泉首相、退任前の「内政懇」全文これ読んでて、しんみりしてしまいました。↑エンピツ投票ボタンです。読んだら押してくださると嬉しいです。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加