横田さん拉致解決訴え、ブッシュ大統領が協力約束北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(当時13歳)の母親、早紀江さん(70)と、めぐみさんの弟、拓也さん(37)は28日午前11時(日本時間29日午前0時)すぎからブッシュ米大統領とホワイトハウスの大統領執務室で面会した。 大統領は「米国は人権を尊重し、自由社会を実現することを強く保証する」と述べ、 拉致問題解決への協力を約束した。 被害者家族は今回の大統領面会を事態打開への大きな一歩と位置づけており、米国の支援を受けることで拉致問題解決に向け北朝鮮に対する国際圧力がいっそう高まるのは確実とみられる。 ブッシュ大統領が首脳以外の日本人と面会するのは極めて異例。大統領は北朝鮮からの脱出住民(脱北者)家族らとともに約30分面会した早紀江さんらに対して「きょうはこれまでに最も心を動かされた会談だった」と述べるとともに、「信じがたいのは北朝鮮が国家として拉致を許したことだ。国際社会から尊敬を得たいのなら、人権を尊重することだ」と、北朝鮮を激しく非難した。(読売新聞 4月29日1時58分更新)横田早紀江さん:ブッシュ米大統領と面会、主なやりとり横田早紀江さんが明らかにした28日のブッシュ米大統領との面会での主なやりとりは次の通り。 大統領 緊張しないで、リラックスを。 早紀江さん 大変忙しい中で時間を割いてもらいありがたい。 大統領 人間の尊厳と自由について話せないほど忙しくはない。人々が生きていく上で個人の生活を尊重することが極めて重要だ。めぐみさんは今でも生きていると思うか。 早紀江さん 本当に無事かどうか分からないが、自分たちは絶対に生きていると信じて頑張っている。わたしもクリスチャン。ブッシュ大統領が聖書に手を置いて祈っている姿を思い出す。 大統領 毎日、聖書の上に手を置き、祈っている。めぐみさんが無事に戻ってくるよう、ともに祈りたい。 早紀江さん 大統領の言葉に感謝する。今日は被害者の家族を代表して大統領と会見している。他の家族とともに一刻も早い解決を目指して頑張っていきたいと思う。協力をお願いする。 大統領 よく理解している。勇気を持って心を一つにして頑張ろう。 早紀江さん 悪と戦うのは、ものすごい忍耐がいるけれども頑張っている。(毎日新聞 2006年4月29日 11時56分)米大統領に面会 北へ圧力、日米が呼応(前略) 小泉首相は28日夜、横田さんと大統領との面会実現について「米国が拉致問題に大きな関心を寄せているという表れ。拉致は許すことのできない人権侵害である。日本も米国と協力し、世界も関心をもってほしい」と記者団に語った。 日本政府で面会実現に尽力してきたのは安倍官房長官だった。18日、ブッシュ大統領の側近であるシーファー駐日米国大使に電話で協力を依頼。19日にはクラウチ米大統領次席補佐官(国家安全保障担当)に大統領との面会を正式に依頼した。めぐみさんは日本人拉致事件の象徴とされており、こうした日本の世論も説明して面会の意義を強調したとみられる。 安倍氏は国際世論の喚起こそが、拉致問題の解決に結びつくと考えてきた。官房長官就任直後の昨年11月、シーファー大使との昼食の席上で、大使が拉致被害者家族と面会するよう早速頼んだ。12月には、北朝鮮による拉致問題を含む人権問題を担当する大使を新設。めぐみさんの夫とみられる韓国人男性についてのDNA鑑定も実現させた。 安倍氏は28日の記者会見で、早紀江さんの米下院外交委員会の公聴会証言に触れ、「米国議会証言は世界に発信すること。圧力が北朝鮮にしっかりかかっていく」と強調した。 外務省も動いた。早紀江さんは訪米を決めると政府に面会要望リストを提出。その中に「ブッシュ大統領かチェイニー副大統領に会いたい」と記していた。早速、ワシントンの加藤良三駐米大使や斎木昭隆特命全権公使を通じて、大統領との面会実現を働きかけた。 外務省も動いた。早紀江さんは訪米を決めると政府に面会要望リストを提出。その中に「ブッシュ大統領かチェイニー副大統領に会いたい」と記していた。早速、ワシントンの加藤良三駐米大使や斎木昭隆特命全権公使を通じて、大統領との面会実現を働きかけた。 一方、関係者によると、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(家族会)メンバーが大統領と面会したいとの意向を伝えたのは今年3月上旬。米議会での公聴会出席が内定し、打ち合わせのため東京の在日米大使館を訪れたときだったという。 3月16日には新潟の横田めぐみさん拉致現場を視察したシーファー大使が「大統領に直接会って伝えたい」と言っていた。同行していた横田滋さんは「大使が直接大統領に言ってくれるなら、会えるかもしれない」と思ったという。(中略) ブッシュ政権が北朝鮮の人権問題を取り上げるのは「核問題では進展が期待できないため」(外交筋)との見方もある。人権問題に焦点を当てれば、北朝鮮に配慮する中国に対する圧力になるという読みもあるようだ。(朝日新聞 2006年04月29日09時00分)産経抄 平成18(2006)年4月29日[土] 日本がこれほど鮮やかな“外交力”を示したことがあっただろうか。しゃんと背筋を伸ばし、言うべき主張に過不足がなく、相手の心をぐっとつかんで離さない。米国議会で毅然(きぜん)と語る日本人女性に、多くの米国人が共感を覚えたに違いない。 ▼二十九年前、十三歳の長女を北朝鮮に拉致された母、横田早紀江さん(70)のことだ。過去の取材でも、これほど説得力ある証言者を小欄は知らない。彼女のように気品の中に迫力をもつ外交官がいたら、戦後日本の地位も違っていたのではないかと思う。 ▼北朝鮮の将軍様はいまになって、「とんでもない女性を敵に回してしまった」と後悔しているだろう。悲しいことにその母の強さをつくったのは、ほかならぬ金正日総書記本人ではないか。平凡で幸せな家庭から愛(まな)娘を奪われ、北で助けを待つ彼女を思う母を強くした。 ▼「四半世紀を超え、どの親も老齢のため、残された時間は多くありません」。早紀江さんの証言は感性に訴えるだけではない。「全世界の自由を愛する国民の総意で、『怒っている』と北朝鮮に態度を示していただきたい」。ダメな為政者たちに「時代のけじめ」を迫っていた。 ▼スミス議員は「サミットはその絶好の機会だ」とブッシュ政権の尻をたたいた。新潟市内の拉致の現場を視察したシーファー米大使が、大統領をも動かした。早紀江さんらと大統領との面会ほど力づけられるものはない。 ▼北が拉致を解決せず、ミサイル開発をやめないなら日朝首脳が合意した「平壌宣言」を見直せばよい。警察は北を支援する団体のどんな法律違反も見逃すな。「すべての被害者を助け出し、これからの人生を自由の地で過ごさせてやりたい」。早紀江さんのことばが胸を刺す。-----------------------------(引用終了)----------------------------ブッシュ大統領との面会は、安倍さんを筆頭に斎木さんと加藤大使、シェーファー大使らが大変尽力なさったようですね。 官房長官になったら自由に活動できなくなる、なんて意見もありましたが、安倍さんは頑張っておられます。だからこそ、安倍さんを潰そうと北朝鮮から総連などへ秘密指令書も出てくるのでしょう。北、朝鮮総連に秘密文書「日本人拉致指令書」伝達 安倍謀略の指令も北が約2カ月前から、安倍氏や鈴木政二官房副長官、政府関係者への謀略工作を進めるよう、日本国内の工作員や関連団体に極秘指令を発していたことが公安当局などの調べで分かった。-----------------------------------------------------------------まぁ、安倍さんを潰そうとあの手この手で画策しても、もう時すでに遅し、拉致問題は国内から世界へ知れ渡ることになりましたから。他にも2ちゃんねるの該当スレを見ると、横田さんに対する下品極まりない表現の攻撃がいつもより多くて不快になりましたが、このような心の貧しい人間(ネット用語で言うところのホロン部)がいつもにも増して多く発生している事を見れば、逆にどれほど意味のある渡米だったかわかるというものです。同じIDの人物が、せっせと同じ内容をコピペして書き込んでいるようですが、北からのノルマ指令で、総連から書き込んでるのでしょうかね?まぁ、あんな行為をしても、もうこの流れは変えられませんよ。金豚m9(^Д^)プギャーーーーーッ!この問題が人権に動かされやすいアメリカ世論に認知されたとき、実行した北朝鮮もそうですが、自国民を400人以上拉致されながら、それをほとんど国民に伝えず隠し続け、金豚政権を太らせるだけの太陽政策を続ける韓国の立場も非常に悪くなるでしょう。北朝鮮を選ぶのか、アメリカを選ぶのか、ノムヒョン政権にとっても事態は非常に危機的な方向に向かっています。◆東シナ海で「日本封じる決意」=韓国の強硬姿勢を手本に−中国海洋局長中国国家海洋局の孫志輝局長は28日、中国科学院で海洋戦略報告を行い、日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題に関する韓国の「一切の代償と犠牲を惜しまない強硬姿勢は中国が手本とするに値する」と評価した。その上で、東シナ海をめぐる日中摩擦に言及し、「やむを得ない場合には、海上で日本を封じ込める能力と決意がある」と強調した。29日の中国系香港紙・文匯報(電子版)が報じた。 (時事通信 4月29日15時1分更新)-----------------------------(引用終了)----------------------------韓国の強気な態度になあなあで済ませば、それを見た中国が韓国を参考にして強気に出てくることは予想できたのに、海洋調査問題で妥協を見せてしまったから、中国がつけこんでます。↑エンピツ投票ボタンです。読んだら押してくださると嬉しいです。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加