ランダムに画像を表示










もくじ過去未来

2006年04月22日(土) 日本お得意の問題の先送り

昼頃から、交渉決裂→交渉継続中→交渉決裂決定と情報が錯綜していましたが、

けっきょく、この結果に落ち着いたようです。

日韓協議合意…韓国は名称提案せず、日本は調査中止

竹島周辺海域での日本の海洋調査に韓国が反発していた問題で、
訪韓中の谷内正太郎外務次官は22日、
韓国外交通商省の柳明桓(ユ・ミョンファン)第1次官と
ソウル市内のホテルで断続的に会談を続け、同日夜、打開策で合意した。

 韓国は、6月の国際会議で韓国名の海底地形の提案をせず、
日本も予定していた海洋調査を当面実施しないとした。これにより、
調査の現場海域で日韓両国が衝突するという最悪の事態は回避された。

 会談は、21日午後から始まった。2日目の22日は、
ソウル市内のホテルで午前9時半から午後7時まで、断続的に行われた。

 その結果、
<1>韓国は、6月にドイツで開かれる海底名称に関する国際会議で、
竹島周辺海域の韓国語名の提案をしない
<2>日本は予定していた海洋調査を当面中止する
<3>日韓両国は排他的経済水域(EEZ)の境界画定に関する交渉を
5月中にも局長レベルで再開する――という3点で合意した。

 これまでの協議で、日本は、今回の海洋調査について、
国際法に基づいた調査であると強調した。
その上で、6月にドイツで開かれる海底名称に関する国際会議で
韓国側が竹島周辺海域の韓国名の提案を見送れば、
日本も調査を見送る考えを表明したが、韓国側は調査の中止が
先決との立場を示し、平行線が続いていた。

 しかし、対立がこれ以上深まれば、日韓双方の利益にならないことから、
ギリギリの妥協が成立したと見られる。
谷内次官は会談終了後、記者団に「このまま事態が進むと
不測の事態が起こりかねなかったが、避けられてよかった」と述べた。
一方、柳次官は協議の中で、竹島周辺海域の韓国名提案について、
6月の実施は見送るとしたものの、
「必要な準備を経て、適切な時期に推進する」との立場は崩さなかった


 安倍官房長官は22日夜、「今回の合意は、国際法にのっとり日韓両国が
互いに冷静に対処し、円満に解決しようとした努力の結果だ。
今後も韓国とは、話し合いを通じ、未来志向で友好を築いていけるよう
努力していきたい」との談話を発表した。

 EEZの境界画定交渉は竹島の領有権問題で対立したまま中断している。今回の争いの根本原因について、日韓間の話し合い場を設けることで、
今回のように対立が激化することを避ける狙いがある。
しかし、日韓両国とも、今回の合意は一時的なものと見ており、
今後、問題が再燃する可能性が高い。

 海上保安庁の測量船2隻は鳥取県の境港沖合で停泊しているが、
23日に東京に戻る予定だ。

(読売新聞 2006年4月22日21時26分)

----------------------------(引用終了)-----------------------------

そもそも、6月にドイツで行われる国際会議において

海底名称の韓国名提案阻止が目的で、

日本は自国の領土に測量船を出そうとしていたところ、

韓国が勝手にヒートアップして大騒ぎしたため、次官級協議にまで発展し、

韓国が提案を見送ったのは日本の要求通りになったわけで、

勝ったとか負けたとかではなく日本は当初の目的を達成したわけですが、

しかし、韓国としては韓国名提案を断念したわけではなく

6月の実施を見送る(要するに延期)だけで、

韓国名提案を諦めたわけではありませんし、

日本としても予定していた海洋調査を当面中止するだけで、

二度と調査しないと約束したわけでもなく、

結局、日韓とも問題を先送りにしただけで、

これからも同じように揉めることが続くことに変わりありません。

問題は5月中に再開されるEEZ交渉です。

今まで韓国は「独島(竹島)は韓国のもの」として

EEZ交渉を無視してきた所があるので、取りあえず会議の席に

引っぱりだしたのは良かったのかもしれませんしれません。

まぁ、約束を平気で反故にする国なので、

6月になって撤回して、やっぱり提案を提出したり、

EEZ交渉に出てこないということも予想されますね。

しかし、今回の件は世界でも報道されているため、

当然この合意についても報道されるわけですから、

約束を破れば韓国は世界での信用をまた失うでしょう。

そして、竹島を違法に実効支配されていることはなんら変わりませんし、

竹島に関して違法に奪われているというまともな報道が増え、

その事実が多くの国民に知れ渡った今こそ、

二の矢、三の矢を打って、結果を出すのが本当の外務省の仕事なんだけど、

日本の外務省は、ほとんど信用(信頼)できませんからねぇ・・・。

外務省の動きも注視しなければなりません。

さて、韓国の報道や世論の反応が楽しみです。

「6月に提出する気はないのに、日本が暴走している」という

言い訳を交渉前から言っていたので、

「我々の激しい抗議により、日本は調査を取り消したニダ!
 それは、日本が独島を我々の領土と認めたことを意味する
 ウリの全面勝利ニダ!ホルホル〜」になるのか、

「アイゴー、日本の要求を受け入れるなんて国辱ニダ!」となるのか、

これは明日にならないと分かりません。

参考リンク:
日本の戦略の凄さ!・・・韓国に「海洋条約拒否宣言書」を提出させる事だった!!
(enjoy Korea 翻訳掲示板)

韓国が「海洋条約拒否宣言書」を提出した事により日本は、
「国際海洋法」より拘束力のある「国際連合憲章」を
持ち出す事が出来るようになった。
韓国は日本の策略にはまって、竹島紛争を「国際海洋法」より上の
「国際連合憲章」のレベルに押し上げちゃったんだよ。
以下の条文を読むとよくわかるが、日本が竹島紛争を
国際連合憲章の採択の場に押し上げる事ができれば、
韓国の立場は非常に厳しいものになる。
(以下省略)


まぁ、ご参考までに。





↑エンピツ投票ボタンです。読んだら押してくださると嬉しいです。
エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキング
Myエンピツ追加







名塚元哉 |←ホームページ