アイフル全店に業務停止命令、5つの違法行為で金融庁は14日、強引な取り立てなどを行って貸金業規制法に違反したとして、消費者金融大手のアイフルに対し、全店舗(約1900店)を対象にした業務停止命令を出したと発表した。 違法行為が3店舗、2部署という広範囲で発覚したため、異例の厳しい処分となった。上場している消費者金融会社が全店舗を対象とした業務停止命令を受けるのは初めてで、貸金業の規制見直し議論にも影響しそうだ。 金融庁は2005年6月〜10月にアイフルに立ち入り検査に入り、違法行為が発覚した。金融庁は「アイフルの内部管理の重大な不備があった」と判断して全店舗の業務停止に踏み切ることにした。 処分対象となった違法行為は5つで、諫早店(長崎県諫早市)では、社員が顧客からの委任状を無断で作成し、融資に必要な所得証明書や戸籍謄本などを取得した。西日本管理センター3係(滋賀県草津市)では、顧客の母親に対して督促状を送付するなどして無理に回収を図ろうとした。 コンタクトセンター福岡(福岡市)では、正当な理由なしで顧客の勤務先に電話をかけ、督促を行った。 行政処分によって、五稜郭店(北海道函館市)、新居浜店(愛媛県新居浜市)、西日本管理センター3係は5月8日〜6月1日まで業務停止される。諫早店、コンタクトセンター福岡は5月8日〜5月27日まで業務停止となる。 このほか、無人店舗を含む全店舗が5月8日〜10日まで業務が停止される。ただ、業務停止期間中も利用者からの返済は受け付ける。 アイフルの福田吉孝社長は都内で記者会見し、今回の違法行為について「処分を厳粛に受け止め、全社を挙げて信頼回復に取り組みたい」と、陳謝するとともに、自らの報酬月額の30%減額(3か月)、5人の担当役員の20%減額(3か月)、違法行為に関与した女性社員1人を諭旨退職とするなど計37人の社内処分を発表した。 また、支店の業績とボーナス支給額が連動する成果主義が、今回の違法行為の原因になったとして、成果主義の撤廃や社員教育の徹底などの再発防止策を取ることを明らかにしたが、自らの引責辞任につては否定した。 貸金業者を対象にした全店舗の業務停止命令は、昨年11月の事業者向けの商工ローン大手「SFCG」(旧商工ファンド)に行われた例がある。消費者金融大手への業務停止命令は2003年と2004年に、武富士を対象に1店舗づつ行った例がある。(読売新聞 4月14日21時44分更新)-------------------------(引用終了)---------------------------------繁華街に出て上を見上げれば、サラ金会社の看板ばかり目に付きます。そして、街中に目を下ろせばパチンコ屋が。TVを見てれば、サラ金各社のCMばかり。日本はかなりおかしいです。違法経営はアイフルばかりではありません。消費者金融被害者を支援する弁護士の話では、氷山の一角だそうです。これを機会に徹底的に取り締まってほしいですね。サラ金会社のCMを少なくともゴールデンでは、放送するべきではないと文科省が言ったとき、テレ朝の社長は「サラ金のCMが経営の生命線だからいやだ」と言い放った話しは有名ですが、テレ朝に限らず各局、表向きはアイドルや犬を起用して、爽やかで安心なイメージのCMを作りつつも、裏では業務停止命令が出るような商売をしていたとしても、やはりサラ金会社は上得意様ですから、NHK以外の民放はあまり深く報道しませんし、報道したとしても、キャスターやコメンテーターは的確な批判をしませんねぇ。昨晩放送された『クローズアップ現代』では、「どうなる消費者金融〜金利をめぐる攻防〜」というテーマを放送していました。安易な気持ちでお金を借り高い利息を返済するために、次々とサラ金会社を渡り歩き、利息だけで数千万円払う羽目になるという多重債務に苦しむ消費者がとても多いそうですが、ブランド品が欲しいとか、旅行に行くためとか、犬を飼うためになどといった安易な気持ちで借りた人に責任が無いとは言いませんが、まぁ、CMをじゃんじゃん放送し、視聴者に安心なイメージを植付け、アイフルなどの業務拡大のお先棒を担いでたテレビ局にも責任があるのではないでしょうか。関連リンク:アイフル被害対策全国会議◆中国産割りばし、対日輸出2008年にも停止 日本の割りばしの9割を占める中国製品が、輸入停止になる可能性が出てきた。日本の輸入業者によると、中国政府は同国製割りばしの対日輸出を2008年にも停止する方針を固めた。森林資源の保護が目的としており、今後、段階的に対日輸出が減る見通し。スーパーやコンビニエンスストア、飲食店などに影響が出そうだ。 中国の政府や割りばし業者は3月半ば時点で対日輸出を減らす方針を表明していたが、さらに全面的な輸出禁止に踏み込む。日本では年間240億膳の割りばしを使うが、9割を中国製に依存している。日本の流通業者や需要家の間では、ロシアやベトナムなど中国以外の輸入先を模索する動きが出ている。 (日経新聞)---------------------------(引用終了)-------------------------------数年前にフジの『とくダネ!』で、日本で使用されている割り箸のほとんどは中国製で、工事現場の木製や竹製の足場の廃材を再利用しており、まず、除菌とかびが生えないように亜硫酸に数日間漬け込み、最後は漂白剤に数日間漬け込み、見た目をキレイにして出荷するというのを見てから、外出するときは、マイ箸を持参するように心がけるようにしたのですが、つい忘れてしまいます。>ロシアやベトナムなど中国以外の輸入先を模索する動きが出ている。昔から疑問だったのですが、飲食店では、ナイフ・フォーク・スプーン・コップは使いまわしなのに、なぜ箸だけ使い捨てなんでしょうか。割り箸利権というものが存在するのでしょうかね?これを機会に政府は、昨年のクールビズやウォームビズのように、「外出にはお箸を持参しよう。マイ箸運動」を行い、コンビニ・飲食店などの割り箸は、森林保護や植林運動の為の寄付金込みで一膳30円位の有料にすればいいんじゃないでしょうか。↑エンピツ投票ボタンです。読んだら押してくださると嬉しいです。エンピツ時事/社会ランキング エンピツ総合投票ランキングMyエンピツ追加