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2005年11月18日(金) 反対国へのODAは停止にしたら?



米大統領、韓国大統領に日韓関係の改善を要望

 「アジアの主要国家には今後も良好な関係を維持することを望む」
――ブッシュ米大統領が17日の米韓首脳会談後の昼食会で、
盧武鉉大統領に日韓関係の改善を重ねて要望した。
 潘基文(バン・キムン)韓国外交通商相によると、
最初にこの問題に言及したのはブッシュ氏。
まず「アジアの将来は民主主義と自由のような価値を
重視することにかかっている」と日韓、日中関係の改善を間接的に促した。

 一方、盧大統領は「韓米間の協力は必要」と受けた後、朝鮮半島や
北東アジアの侵略の歴史や歴史認識問題の詳細な説明を始め、
ブッシュ氏の理解を求めた。ブッシュ氏は盧氏の話に耳を傾けていたが、
最後には前日、小泉純一郎首相に語ったのと同様、
アジアの“和”を求める発言を繰り返したという。

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微妙に、距離があったよね会談も記者会見も。

ブッシュ大統領の声のトーンも明らかにどうでもいい感じだったし(笑)

あれほど、ぎこちない共同記者会見は久しぶりに見たような。

  



ひいき目に見なくても、日本の時と明らかに表情が違うし。


> 一方、盧大統領は「韓米間の協力は必要」と受けた後、
>朝鮮半島や北東アジアの侵略の歴史や歴史認識問題の詳細な説明を始め、
>ブッシュ氏の理解を求めた。ブッシュ氏は盧氏の話に耳を傾けていたが、


耳を傾けつつも、頭の中では、「またその話かよ・・・長いな〜いつ終るんだよ・・・
金閣寺は素晴らしかったなぁ〜」とか考えてそう。


国連総会委、北非難決議を採択 韓国棄権、中露反対

 国連総会第3委員会(人権)は17日、北朝鮮による外国人拉致について
「組織的な人権侵害」と非難する欧州連合(EU)や日米両国などの決議案を
賛成84、反対22、棄権62で採択した。日本人を含めた外国人拉致問題で
北朝鮮を名指しして非難する決議は国連総会で初めて。
 決議はEU議長国の英国が中心になって策定し、日本の国連代表部によると、
計45カ国の共同提案。投票では中ロ両国などが反対、韓国などが棄権した。
北朝鮮側は「政治目的で人権問題を乱用している」と強く反発している。
 決議は総会本会議に送られ、12月に正式採択される。
国連加盟191カ国から成る総会決議は安全保障理事会決議とは
違い法的拘束力はないが、国際社会の意思表示としての重みがある。
 決議は、北朝鮮の「組織的で広範囲かつ深刻な人権侵害」を批判。
具体例として
(1)強制的失踪(しっそう)という形の外国人拉致に関する未解決の諸問題
(2)政治犯らを収容する多数の強制収容所
(3)外国から送還された脱出住民(脱北者)への虐待―などを挙げた。

 また北朝鮮が国連などによる人道支援事業を年内で打ち切る方針を示していることに関し、
世界食糧計画(WFP)など国連機関の「完全で自由かつ円滑な」活動を認めるよう求めた。

 北朝鮮の人権状況をめぐっては、ジュネーブの国連人権委員会(53カ国)が
2003年から3年連続で非難決議を採択、国際的批判が高まっている。(共同)


 国連総会第3委員会(人権)が17日に採択した北朝鮮非難決議の要旨は次の通り。

 一、国連総会は、北朝鮮の組織的で広範囲かつ重大な人権侵害に
   深刻な懸念を表明。これに含まれる具体例は次の通り。

 (1)強制的失踪(しっそう)という形の外国人拉致に関連する未解決の諸問題。
 (2)政治犯らを収容する多数の強制収容所の存在や強制労働、公開処刑など。
 (3)外国から送還された脱出住民(脱北者)への虐待や死刑などの懲罰など。
 (4)宗教、表現、平和的集会や結社の自由に対する厳しい制限など。
 (5)売春や強制的な結婚のための女性の人身売買など。
 (6)人権状況を調査するビチット・マンターポーン国連人権委員会
    特別報告者への協力拒否。

 一、乳幼児の栄養不良がまん延し、危機的な人権状況となっていることを深く憂慮。

 一、援助物資を行き渡らせるため、世界食糧計画(WFP)を中心とする
国連機関の完全で自由かつ円滑な活動を認めるよう要請。


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賛成84ですが、反対と棄権を併せると84で同数ですね。

決議案一覧表

Vote on Democratic People’s Republic of Korea

The draft resolution on the situation of human rights in the
Democratic People’s Republic of Korea (document A/C.3/60/L.48)
was approved by a recorded vote of 84 in favour to 22 against, with 62
abstentions, as follows:

賛成
In favour: Afghanistan, Albania, Andorra, Argentina, Australia,Austria,
Azerbaijan, Belgium, Belize, Bhutan, Bolivia, Bosnia and Herzegovina,Brazil,
Bulgaria, Canada, Chile, Costa Rica, Croatia, Cyprus, Czech Republic,Denmark,
Dominican Republic, Ecuador, El Salvador, Federated States of Micronesia,
Fiji, Finland, France, Georgia, Germany, Greece, Guatemala, Haiti, Honduras,
Hungary, Iceland, Iraq, Ireland, Israel, Italy, Japan, Kazakhstan, Latvia,
Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Maldives, Malta, Marshall Islands,Mexico,
Monaco, Nauru, Netherlands, New Zealand, Nicaragua, Norway, Palau, Panama,
Papua New Guinea, Paraguay, Peru, Poland, Portugal, Republic of Moldova,Romania,
Saint Vincent and the Grenadines, Samoa, San Marino, Saudi Arabia,
Serbia and Montenegro, Slovakia, Slovenia, Spain, Sweden, Switzerland,Syria,
The former Yugoslav Republic of Macedonia, Timor-Leste, Turkey, Tuvalu,
Ukraine, United Kingdom, United States, Uruguay.

反対
Against: Belarus, China, Cuba, Democratic People’s Republic of Korea,Egypt,
Gambia, Guinea, Indonesia, Iran, Lao People’s Democratic Republic, Libya,
Malaysia, Myanmar, Russian Federation, Sudan, Swaziland,
Tajikistan, Turkmenistan, Uzbekistan, Venezuela, Viet Nam, Zimbabwe.
反対国
ベラルーシ、中華人民共和国 、キューバ 、北朝鮮 、エジプト 、ガンビア
ギニア 、インドネシア 、イラン 、ラオス 、リビア 、マレーシア 、ミャンマー
ロシア連邦 、スーダン 、スワジランド 、タジキスタン 、トルクメニスタン
ウズベキスタン 、ベネズエーラ 、ベトナム 、ジンバブエ

棄権
Abstain: Algeria, Angola, Antigua and Barbuda, Bahamas, Bahrain, Bangladesh,
Barbados, Benin, Botswana, Brunei Darussalam, Burkina Faso, Burundi,Cameroon,
Colombia, Cote d’Ivoire, Democratic Republic of the Congo, Djibouti,Equatorial Guinea,
Eritrea, Estonia, Ethiopia, Ghana, Guinea-Bissau, Guyana, India, Jamaica,Jordan, Kenya,
Kuwait, Kyrgyzstan, Lesotho, Mali, Mauritius, Morocco, Mozambique, Namibia,Nepal, Niger,
Nigeria, Pakistan, Philippines, Qatar, Republic of Korea, Saint Kitts andNevis, Saint Lucia,
Senegal, Sierra Leone, Singapore, Solomon Islands, South Africa, Sri Lanka,Suriname,
Thailand, Togo, Trinidad and Tobago, Tunisia, Uganda, United Arab Emirates,
United Republic of Tanzania, Vanuatu, Yemen, Zambia.

欠席
Absent: Armenia, Cambodia, Cape Verde, Central African Republic, Chad,Comoros,
Congo, Dominica, Gabon, Grenada, Kiribati, Lebanon, Liberia, Madagascar,Malawi,
Mauritania, Mongolia, Oman, Rwanda, Sao Tome and Principe, Seychelles,Somalia, Tonga.


反対・棄権・欠席してるのは、こう言っては何ですが見事に後進国ばかりですね。

こういった国々は、人権侵害が今も根強いですし、

特に人権侵害しまくっている中国は反対せざるを得ないでしょうね。

「拉致問題解決は中国に協力してもらって」と言う識者が居るけれど、

例え日中間がギクシャクした関係でなくとも、中国は協力しないでしょうね。

反対・棄権(欠席)した国が、人様の国の人権侵害を批難すれば、

「おいおい、お前の国はどうやねん」と他の国から突っ込まれるのは目に見えてますから。

困っている人を助けたら、巡り巡って自分が困った時に助けてくれるという意味の

「情けは人のためならず」なんて諺がありますが、

国連で日本を支援してもらうためのODA(情け)が役に立ってないですね。




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