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2005年08月01日(月) 扶桑社の『新しい歴史教科書』本日発売。

扶桑社が教科書市販 「読んで開かれた議論を」

> 新しい歴史教科書をつくる会のメンバーらが執筆し、
>来春の使用開始に向けて採択手続き中の扶桑社の歴史・公民教科書が
>八月二日付で市販される。東京都内などの一部書店では既に店頭に並び始めた。
> 採択期間中の教科書の販売は、前回の中学教科書採択が行われた
>平成十三年に扶桑社が初めて実施し、七十七万冊を超えるベストセラーになった。
>「制限する法令はないが、採択の公正さを損なう恐れがある」と
>する文部科学省の反対を押し切っての市販だった。
> 今回、扶桑社は市販を自粛してきたが、文科省が六月に一転して
>「問題ない」と容認したため、前回より二カ月遅れの市販開始となった。
> 扶桑社は「普通の教科書であることを広く知ってほしい」とアピール。
>つくる会は「読まずに批判され、採択妨害になっている。
>他の七社も市販し、開かれた議論をしてほしい」と呼びかけている。

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早速、公民と歴史の2冊を買いました。

まず、教科書の総カラーと字の大きさと薄さとB5サイズに驚きました。

今の教科書のサイズってB5が定番なの?

(市販本だけ大判なのでしょうか?)

歴史の方をざっと読んでみましたが、

4年前より内容がやわらかくなったような感じがします。

こんな内容で、「戦争賛美」だとか「戦争をしたくなる」と

騒いでいる人が理解できません。

もしかすると、左巻きにうずが巻いているメガネで教科書を読むと、

戦争賛美な記述に見えたり、

3Dで戦争賛美な箇所が浮き出てくるかもしれませんが(笑)

もし、この教科書を読んで、すぐにでも戦争したくなるような子供がいるのなら、

もとから戦争(殺戮)願望があるアホだと思います。

さてさて、4年前の教科書は、約77万部売れたそうですが、

今回も、反対派や新聞が勝手に連日のように宣伝してくれているので、

そこそこ売れるのではないでしょうか。

そして購入した人の多くは、想像したよりも普通の内容に首をかしげ、

圧力市民団体への不信感を抱くと。


日韓中、近現代史 共通教材、異なる記述 朝鮮戦争…「解放」と「侵略」

>日本、韓国、中国の民間による三国共通の歴史副教材として宣伝されている
>『未来をひらく歴史−東アジア三国の近現代史』が、
>朝鮮戦争(一九五〇−五三年)に関する記述などでまったく異なる内容に
>なっていることが明らかになった。
>「歴史認識の共有」と「同じ内容の本を三国の言葉で同時発刊」(あとがき)
>することを売りものにしたこの副教材は、日本の近現代史を
>暗黒と否定で描く“反日”では一貫しているものの、
>結果的には「歴史認識の共有」の難しさを示した形になっている。 

> 違いが目立つのは朝鮮戦争の部分で、
>日本語版が「北朝鮮の人民軍が半島南部の解放をめざして南下を始めた」とし、
>戦争の開始を「解放」という言葉で肯定的に記述しているのに対し、
>韓国語版は「北韓の人民軍が武力統一を目標に南侵した」と記述し
>「侵略」を明確にしている。

> 日本語版は北朝鮮の“歴史認識”そのままの記述であり、
>近年は親・北朝鮮化している韓国でもそれは受け入れられないというわけだ。
>このすれ違いは、日本側の製作者が、
>いかに極端な歴史認識を持っているかを象徴するものだ。

> 一方、この「副教材」は慰安婦問題には異様なほど
>熱心に多くのページを割いているが、
>韓国語版が慰安婦を「性奴隷」と表現しているのに対し、
>日本語版にはこの言葉はない。
> このため民間団体による関連イベントについて、
>日本語版では「女性国際戦犯法廷」となっているのに対し、
>韓国語版では「日本軍性奴隷戦犯国際法廷」と記述されている。

> また十九世紀末の列強のアジア進出、支配については、
>韓国語版が「進出」と表記しているのに対し、
>日本語版の方は「侵出」と強い表現になっている。
>日清戦争(一八九四−九五年)の後、韓国で民族的自主の願いで建てられた
>「独立門」についても、韓国語版は中国に対する独立を強調しているのに、
>日本語版は日本に対する抵抗・独立の意味を強調している。

> この本は日本の「新しい歴史教科書をつくる会」や扶桑社版教科書に
>対抗するために製作され、韓国では盧武鉉大統領が称賛し、
>マスコミが大々的に持ち上げ、日韓双方の執筆者は現在、
>日本での扶桑社版教科書の採択妨害の先頭に立っている。

--------------------------引用終了--------------------------------

この本の帯びには

「自国中心の歴史は、21世紀には通用しない」 と書いてあるのですが、

反日というところでは繋がっていても、

各々の国の自国中心で書かれているんですね。

日・中・韓3国の研究者・教師で書いてもこんな感じになるのなら、

国家間でも「歴史の共同研究」で意見の完全一致はどだい無理な話です。




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名塚元哉 |←ホームページ