昨年、イラクで人質になった日本人と、スマトラ沖地震で被災された日本人を同列視して、被災した人を「『自己責任』で叩かない世論はおかしい」と言ってる人がいます。素晴らしき世界〜What A "Wonderful World"■スマトラ沖地震邦人被災とイラク邦人誘拐事件>イラクで誘拐被害に遭った日本人に「自己責任だ」「飛行機代を出せ」と>言い放ったこの国の世論は、記憶に新しい。>地震や津波の被災者にも同じことを言わなくては、一貫性がないんじゃないのか?> 戦争当事国のイラクと、観光化された環インド洋各国とで、>一体どういう本質的な違いがあるのだろうか。外務省が退避勧告を出していたり、連日のように報道されているような戦争状態で危険地帯と分かっているイラクに入国する人々と、いつ来るか予測不能な天災に、運悪く旅行中に遭遇してしまった人々は、根本的に違い、同列視はできませんし、そのまったく違う事象に対する世論やマスコミの対応が違うからって「一貫性が無い!」と、怒るという神経が理解できません。予想通り、あっちこっちで叩かれて、どうコメントするかと待っていたら、■「自己責任」というコトバについて改めて考えた> わかるように書いたつもりだが、誤解する余地もあったようなので、もう一度書く。>問題の記事で、私が言いたかったことは、次のたった一点だ。>「イラクで誘拐され、人質となった日本人は、>本質的に、今回のインド洋災害に遭った人たちと同じである。>だから、今回の被災日本人が自己責任を追及されないのと同じレベルで、>イラクでの被災日本人が自己責任と糾弾されたのはおかしい」。まだ、どうして批判されたのか分からないようです。イラクで人質となった6人をかばいたいゆえに、あえてこの震災の被災者を引き合いに出して語ろうとしたんだろうけど、そこから無理がありすぎるでしょう。いつ起こるかわからない天災が自己責任なら、10年前の神戸や、去年の新潟の地震の被災者にも自己責任と言えるのでしょうか。「地震大国の日本に住んでいるだけで自己責任」と言う人はいないでしょ。このブログを書いている人は北海道で報道記者をやっているそうで、自己責任論を巻き起こしたメディアにも納得いかないようですが、カメラマンの郡山さんが拘束された時、『週刊朝日』の取材パスを持っていたため、拘束が伝えられてすぐの朝日新聞社の会見で、「朝日の記者じゃないか?」と他社から指摘された時に、朝日新聞側は、当社とは関係のないフリーのカメラマンであり、「彼の行動は自己責任」だと言って、当社とは関係がないと言い切りました。要するに自己責任論を最も早く主張したのは、その後、「自己責任論は間違いだ。」と彼らを庇っていた朝日新聞でしたよ。好き勝手に書いた結果、ブログが荒らされても「自己責任」だけど、好き勝手に書いてる僕も気をつけねば。◆北朝鮮、比過激派に武器売却…潜水艇密輸も図る北朝鮮の武器密輸、イスラム過激派の連携も浮き彫りにこれはもうダメかもしれないね。◆タイ南部、邦人百数十人が安否不明=不明者身元特定、早くて1カ月−津波被害<インド洋津波>日本人旅行者 所在未確認790人残念ながら、現在15万人近くが行方不明または死亡になっていますから、日本人の渡航者数を考えれば、死亡者が21人で済むはずがないというのは、年末から分かっていたはず。(津波直後に各県がまとめて、通信社が集計した時点で行方不明者が3ケタだという情報が出ていましたし。)それに、あの辺りはバックパッカー系の集まる場所ということですから、家族でさえ所在を知らない人も多いでしょう。香田さんだって、家族はイラクにいるのを誘拐されてから知ったほどです。家族と連絡をとらずに旅行をしている人の家族が、心配でとりあえず外務省に問い合わせているということも多いと思われます。もちろん、その中には該当エリアにいて、不幸にも津波に巻き込まれた人もいるでしょうし、親の心配を知らずに、全然違う国を旅行していたりする人もいるでしょう。外務省への問い合わせがあって未だに連絡が取れてない数が、どの程度の被害実数を反映しているかは分かりませんが、マスゴミが大きく報道すれば政府(外務省)も仕事をせざるを得なくなります。マスゴミ自身も年末年始特番を潰したくないし、外務省も正月休を満喫したい。外務省はスマトラ地震に関する特設ページなし。だから、両者示し合わせて行方不明者を過小に発表したんじゃないかとさえ思えてきます。 ↑良かったら押して下さいまし。Myエンピツ追加