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2004年10月26日(火) 一番、阪神淡路大震災を教訓にしていないのはマスコミ

新潟中越地震 被災者救援本部@2ch

義援金の受付窓口や衣類などを送る窓口が簡潔にまとめられているサイトです。

是非ご利用ください。


◆ 震災後の報道をみていると、目に余る行動が多すぎますね。

昨日の夜22時代のニュース番組では、避難所内でリポートしていたけど、

お年寄りや子供が睡眠しているにもかかわらずお構いなし。

気疲れにはちょっとでも睡眠を取る事が必要ですし、

やっと眠れるようになった人もいるだろうに・・・。

その貴重な時間を平気で潰しているのです。

また、床に敷いている毛布のうえに土足で上がりこみ、

「どうですか?」とか「頑張ってくださいね」など、

ボキャブラリーが貧困だから、ありきたりな事しか聞けないし言えない。

また同級生の友達が亡くなり、悲しいに決まっている子供に

「どんな気持ち?」 「悲しかった?」と何度も聞き、

泣かせてしまうアホな日テレの女子アナ。

家が潰れるという恐怖を目の当たりにし、

避難所(建物)が怖くて、車で寝泊りしている被災者が集まる駐車場では、

夜中でも明々とライトを照らし生中継。

「寒いです。この寒空の中、崩れたい家を出て車内で」といいながら、

寒い夜に車の窓を開けさせインタビューする。

しかも自分達は防寒具を完璧装備。

阪神淡路大震災のとき苦情殺到で、報道のあり方を考えるんじゃなかったのか?

あの震災のクレームの教訓をまったく生かせていません。

日本のマスコミほど教訓を生かせず、

自浄作用の無い組織はないのではないでしょうか?

今回の新潟でも、「交通手段が限られていてボランティアの到着が遅れています」

「支援物資はゾクゾク届いているが、避難所に渡らない」

みたいな事を言っていたけど、それなら真っ先に群がる

お前らマスコミ関係者がちょっとでも手伝えよ。

マスコミヘリが輸送ヘリより先に飛び交っているので、

制空上の問題から救援支援ヘリを数多く飛び立たせることができない。

マスコミの報道車は大きいために、小さな路地を塞ぐ。

ましてや皆が同じところに移動するので渋滞する。

後片付けをしているのに、取材と称してその作業を邪魔する。

公務員は情報収集と報告に尽力しても、それを聞き出しに執拗に電話をかける。

食料がないからと、被災者のフリをして救援物資を配っている場所に並ぶ奴。

自衛隊のヘリに現地への移動を手伝ってもらうテレビ局。

取材ヘリを飛ばさないで救援ヘリを飛ばせばどれほどの人が喜ぶのか。

取材移動車を動かさないだけで何台のトラックが走れるか。

昨日のテレ朝みたいに、わざわざメインキャスターが現地に行く必然性も無いでしょう。

確かに、被災地の状況や情報を流してくれた結果、

それを見た私たちがお金や物資を寄付をしたり

何かの役に立てばとボランティアに行く人もでてくるから、

被災地に行って報道してくれることも大切な事ではありますが、

深刻ぶった表情作って相手の為だと自分に嘘つき、

何やっても許されると思ってる傲慢さで、

被災地と被災者に多大な迷惑をかけるのはどうかと思います。

目配り気配り思いやりの出来ないマスコミ関係者は来るな。

もう一つ言いたい事があります。

筑紫哲也は阪神淡路大震災の際に、

ヘリから見た景色を「あっちこっちから煙が上がり温泉場のようです。」と述べ、

バッシングされた時の事を自著『ニュースキャスター』(集英社新社)

に書いているのですが、こういう一文があります。

報道ヘリの騒音で瓦礫の下敷きになった人の声がかき消されたというが、
むしろ上空、低空で“自由”に飛んでいたのは、警察、自衛隊など「官」のヘリだった。
どうしてだれが、「報道ヘリの騒音」と識別できたのかも奇妙な話だが、
もっと異様なのは「死者に口なし」のはずなのに、救いの声が届かず死んだことが
どうして確認できたのか、だれか他者がその声を聞いたのなら、
「声は届いた」ことになるというこの話の基本的な矛盾が
無視されて流布されたことである。


ズバリ言わせて貰いますが、地震直後なら瓦礫の下敷きになった人の中で、

なんとか助けを求める声を出せていた人もいたことでしょう。

そんな1月17日の早朝、被災状況を把握する為に警察のヘリも

確かに飛んでいましたが、それ以上に飛んでいたのは各社の報道ヘリでした。

しかもほとんどが低空で飛ぶので、

ヘリの振動で半壊の我が家はグラグラと揺れるほどでした。

地震から15時間ほど経った夜に筑紫がヘリで神戸上空を飛んでいた時と

震災発生直後の1〜2時間ほどの様子をあえて混同し本に書いて

自己弁護、マスコミ弁護をする卑怯者の筑紫哲也である。




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名塚元哉 |←ホームページ