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2003年01月25日(土) (-@∀@)< トンチンカンな朝日新聞

安倍官房副長官、トンチンカンな朝日新聞批判

昨日は石原都知事に批判され、今日は安倍さんに批判され、

朝日新聞大人気です。

元旦社説の一部を引用します。

>日本にも、米国の熱狂を笑えぬ現実が頭をもたげている。
>拉致の被害者たちに寄せる同情や北朝鮮への怒りがあふれたのは自然として、
>そうした感情をあおるばかりの報道が毎日繰り返される。
>雑誌には「北朝鮮の断末魔」「ガタガタ抜かすなら締め上げろ」
>などの見出しが躍る。
>日朝交渉を進めた外交官を「国賊」と呼んだり、勇ましく「戦争」を口にしたり、
>「それなら日本だって」と核武装論をぶったりする政治家も現れる。

>同胞の悲劇に対してこれほど豊かに同情を寄せることができるのに、
>虐げられる北朝鮮民衆への思いは乏しい。
>ひるがえって日本による植民地時代の蛮行を問う声は
>「拉致問題と相殺するな」の一言で封じ込めようとする。
>日本もまた「敵に似てきている」とすれば危険なことである。

メディアリテラシー能力があれば、

朝日社説の矛盾に気づくことでしょう。

この社説には、朝日特有の手法が数箇所あります。

自らが敵対する相手をまず戯画化して描き、

それをもってその戯画を嘲笑することで、自らを正当化しようとします。

>拉致の被害者たちに寄せる同情や北朝鮮への
>怒りがあふれたのは自然として、

と前置きしつつ、

>そうした感情をあおるばかりの報道が毎日繰り返される。
>雑誌には 「北朝鮮の断末魔」「ガ タ ガ タ 抜 か す なら締め上げろ」
>などの見出しが躍る。

とメディアの様相を極端に戯画化して見せています。 

>日朝交渉を進めた外交官を「 国 賊 」と呼んだり、
>勇 ま し く「戦争」を口にしたり、「それなら日本だって」と
>核武装論を ぶ っ た り する政治家も現れる。

ここでは、軽薄者の図を描いて、

「それご覧、朝日の論調に逆らう手合いはこの程度ですよ」

と読み手に印象づける手法です。

虚構でもって批判の対象を作り上げ、それを勿体ぶってあげつらうことで

自らの体面を保つ。そんなところまで朝日は落ちぶれてしまいました。

過去、北朝鮮のメディアが、韓国を貧困国家として描き、

その虚構の戯画に対して罵倒を浴びせるという手法を取ってきました。

その類の手法を、平成の日本で実践しているのが朝日新聞です。





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名塚元哉 |←ホームページ