5人の永住帰国に関して、個人がとやかく言えた筋合いもございませんので、これで帰国の是非については思考停止モードに入ることにします。この件について政府に願うのはただ一つ「帰国者が帰国して良かったと最終的には感じてくれるようにして下さい」ただ、日本政府もメディアも信用ならないから、いつか、子供たちが日本に来てら「感動の再会」とか言って、また大騒ぎするんだろうな〜。話はガラリと変わりまして。周囲では、好き嫌いがハッキリと別れるTV番組『マネーの虎』にはまっています。深夜放送のころは一度も見たことがなく、「面白い」や「下品」など色々と感想は聞いていましたが、こんなにも面白い番組だとは思いませんでした。見たことも聞いたこともない人のために、一言で説明すると、『マネーの虎』はずばり「投資番組」です。今の日本は自営業が減り続けて、起業しようという人が先進国の中では凄く少なく、その結果、お金の仲介が上手くいかずに経済が停滞しています。お金の仲介というのは私たちが銀行に預けた預金を、企業に貸して、仲介料を得たりすることです。つまり、私たちが銀行にお金を預けて、銀行はそのお金を企業に貸す。そうやってお金が回り、経済が動くわけです。でも仲介機能が上手くいかないと、新しく事業を始める人がお金を借りたくても借りることができなくなり、その結果、お金の流れが止まり、ますます経済が停滞します。だから、不良債権は早急に処理しなくてはいけないと言われています。不良債権が問題となっている今でも、低金利のため銀行にはお金が余っていて、余ったお金の使い道がないから、銀行は国債を買って、そのために国債の価値が上がり、利子は下がっています。要するに銀行は、お金がないので貸せないわけではなく、銀行がお金を貸したい企業はお金を借りる必要がなく、お金を借りたい企業に銀行はお金を貸したくないという相当におかしな状況が起こっています。この『マネーの虎』という番組は、銀行がお金を貸してくれないのなら、今イキオイにのってるベンチャー企業の経営者にお金を投資してもらおうという主旨なので、依頼者は汗をかきながら必死で自らの企画の売り込みをするわけです。あの手この手で新事業のアイディアをプレゼンする依頼者、それを聞くのは、あらゆる修羅場をかいくぐり、自らの会社を年商数十億を叩き出すまでに育て上げた社長達。この両者の駆け引きが面白いのです。新たな事業を持ち込んだ依頼者の話を聞いていると、たまに「・・・?」という矛盾点があって、社長達はその矛盾点をしっかりと突いてくるんですよね。歴戦の猛者である社長達の経営哲学とそこから出てくる論理力は聞いていてとても勉強になります。とくにホームレスからのし上がって、今や年商50億円のリサイクルショップ生活創庫社長になった堀之内九一郎さんの理論・着眼点にはいつも感心させられますよ。さあ、僕も画期的な障害者による障害者のための新ビジネスを経ち上げるべく希望額2200万円で虎に投資してもらおうかな。まあ、吉田栄作さんに「希望額に達しなかったので、ノーマネーでフェニッシュです。」と言われるでしょうね・・・。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。Myエンピツ追加←今日の空はどうなの?