金正日総書記の言う謝罪はウソだと思う。あの封建的社会主義で、洗脳された国が、上の命令なしに動くはずはないから。本来ならば、あの場で、どの機関が拉致を行ったのか。その機関の名称と責任者、国家機関のなかの指揮系統を明らかにすべき義務が金正日総書記にはあったはずです。さらに拉致された人たちがどこでどのように暮らし、どのように亡くなったのか、その詳細を説明しなければいけないはずです。今後の国交回復交渉のなかで、日本政府はさらなる調査を要求するでしょう。しかし、北朝鮮という国は、8月までは「拉致などなかった」と公言をしていたし、有本恵子さんの生存は17日の首脳会談当日まで「事実」であるかのように囁き虚偽情報をまことしやかに流す「ウソツキ国家」でもあります。仮に調査が行われたとしても、金正日総書記がすでに「事故や災害」で亡くなったと公にした以上、悲しいかな、その基本線に沿って「物語」が作られるだけ・・・。このような偽造の「物語」ではなく、拉致被害者のたどった本当の経緯を明らかにするまでは、個人的な感情論で言えば、経済協力に直結する国交回復などを進めるべきではないでしょう。しかし、核をはじめとする東アジアの平和のことを考えると、感情論だけで北朝鮮との交渉を打ち切ることは、諸外国の非難を浴びることになります。金正日総書記や北朝鮮は信用ならぬ国で、とても悔しいけれども、それでも交渉は開始せざるを得ないんです。僕は、11:アジアのみならず世界の平和の狭間で揺れ続け、1週間で頬がこけるほど悩んだ小泉首相の決断を(言いたいことはいっぱいありますが)大枠では支持しています。拉致被害の事実で日本人が嫌悪感を抱き、メディアに煽られた、一部のアホで無知な日本人が、朝鮮人=悪と決めつけ在日朝鮮人への偏見や差別を強めて、挑戦人学校などに脅迫電話などをしているそうです。それをしたからって拉致された人が帰ってくるのかい?真に悪いのは、北朝鮮の封建的社会主義と、今まで事実を知りながら知らんふりを決め込んていた日本政府です。洗脳されて餓死していく北朝鮮人民と、在日朝鮮人の方々には、何の罪もありません。そこのところを勘違いしないようにしてください。もう一つ、救う会について触れておきたいと思います。この会の功績は言うまでもありません。拉致に留まらず、不審船などについても北朝鮮から謝罪があったのは、この会が世論を主導し、北朝鮮に圧力をかけたのが、(アメリカの悪の枢軸発言もありますが)相当に大きいと思っています。 怒るのは当然だし、今後について厳しい注文をしても一向に構いません。むしろ当然のことと言えます。ただ、昨日の首相の会見から、ちょっと暴走気味のようにも思えます。「裏切り者・小泉」の表現を用いたり、国交正常化交渉に反対する演説会を9月20日に開くそうですが、仮に交渉を阻止したとして、それからどうするのでしょうか? 真相の究明が不可能になるだけではないでしょうか? 御家族の方に冷静になれとはとても言えませんが、支援者が本当にすべきことはなんなのでしょう? 救う会が、今後、家族の方を変な方向にミスリードしていかないか、とても心配です。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。↑ヴィッセル2連勝〜♪←今日の空はどうなの?