★★natsuka.net 本日の更新★★TOPページのCGを変更しました。人がみな同じ方角に向いて行く。それを横より見てゐる心。石川啄木 『悲しき玩具』よりアメリカでテロの被害に遭い、一命をとりとめた人々、最愛の肉親を亡くされた遺族、衝突を間じかで目撃した人々、皆、心に傷を負った人々。心の傷が癒えることはないのですが、周囲の人々のサポートがあれば前を向いて生きていくことが出来ます。その反対にあるのが、カブールの人々。破壊しつくされた町、誤爆で最愛の肉親を亡くした人々。恐怖のあまり気がふれた子供。彼らに周囲のサポートはほとんどないわけです。そして両国の報道の差。日本のメディアはまだ良いとしても、僕の知る限り、アメリカでは、ブッシュの演説や犠牲となった消防士の話ををくり返すことはあっても、崩壊に巻き込まれた会社員などの遺族の声を伝えることは少ないように思います。ましてや、日本人や海外から派遣されてあの日犠牲になった駐在社員の話はまったくないんじゃないでしょうか。アフガニスタンでも報復攻撃に巻き込まれた一般の人々が大勢いるはずなのですが、そんな話はまったく聞いた事がない。アメリカでは、そういった普通の人々があの日、職業意識からでなく人としての善の意識から行った「英雄的行動」が注目されないようです。その分、アメリカ精神を鼓舞する報道が際立っている。単純にTVを見ているだけではなく、やはり「横より見てゐる心」が必要なのかもしれない。 ↑投票ボタンです。今日の日記が良ければ押して下さいまし。「カットに行ってきたワン。」←今日の空はどうなの?