今年も『愛は地球を救う』のシーズン到来です。いいかげん、あのような形での奉仕番組は止めたらどうなんでしょうか。奉仕する人は、あんな番組を見なくてもいつでも奉仕や募金しているし、奉仕しない人は一生、募金や奉仕活動なんてしないだろうし。相変わらずずっと続いているから、みんな何となく見ているだけではないのでしょうか。まあ、日本人のほとんどは、メディアがきっかけを与えないと、奉仕や募金や他国の現状や歴史を考えることをしないから、1年に1回ぐらいは必要かもしれないけれども。あの番組も、初期の頃は硬派で立派だと思ったものでしたが、年々低俗化しているようです。(少なくとも、TV欄を見ただけの感想ですが。)質を落としてまで、やり続ける意味ほど情けないものはない。経済学者のジョージ・ギルダーは「テレビが低俗なのは、人間が低俗だからではない。人間の興味や関心が多種多様な中で、性的なものや猥雑なものへの興味だけが広く共通しているにすぎない」と言っています。つまり、より多くの人に見てもらおうとすれば、番組内容は低俗化する運命にあるということです。だから視聴率至上主義の中で、良質な番組を作ることは、かなり難しいと思います。それにしても、あの番組を毎年楽しみにしている人は、趣味もなく何もする事がないヒマな老人以外に、この国にまだ存在しているのだろうか?う〜ん、そういう人はまだかなり数がいそうな気がする。そういう人は、西村知美さんが走る姿を見て、自分のためにやってくれているような気がするのだろう。「滅私奉公」のような、自分の体がダメになっても、世間がよろこんでくれればそれでよいというひたむきな人間が、まだこの国に残っていることを確かめたいのでしょうね。僕はそういったことは嫌いですが、そういう人を批判してもしょうがないし、そんなことをする情熱もないです。奉仕番組をするぐらいなら、司会のタレントやゲストはノーギャラで参加するべきだと思いませんか?自分はギャラを貰いながら、視聴者には寄付をお願いするのは矛盾していると思うんです。さてさて、今年も目標金額を達成できるんでしょうかね?皆の好意でする募金なのに目標金額ってなに? ↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。←今日の空はどうなの?