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2002年08月17日(土) 今年も黄色いTシャツの団体が・・・。

今年も『愛は地球を救う』のシーズン到来です。

いいかげん、あのような形での奉仕番組は止めたらどうなんでしょうか。

奉仕する人は、あんな番組を見なくてもいつでも奉仕や募金しているし、

奉仕しない人は一生、募金や奉仕活動なんてしないだろうし。

相変わらずずっと続いているから、

みんな何となく見ているだけではないのでしょうか。

まあ、日本人のほとんどは、メディアがきっかけを与えないと、

奉仕や募金や他国の現状や歴史を考えることをしないから、

1年に1回ぐらいは必要かもしれないけれども。

あの番組も、初期の頃は硬派で立派だと思ったものでしたが、

年々低俗化しているようです。

(少なくとも、TV欄を見ただけの感想ですが。)

質を落としてまで、やり続ける意味ほど情けないものはない。

経済学者のジョージ・ギルダーは

「テレビが低俗なのは、人間が低俗だからではない。

人間の興味や関心が多種多様な中で、

性的なものや猥雑なものへの興味だけが

広く共通しているにすぎない」と言っています。

つまり、より多くの人に見てもらおうとすれば、

番組内容は低俗化する運命にあるということです。

だから視聴率至上主義の中で、

良質な番組を作ることは、かなり難しいと思います。

それにしても、あの番組を毎年楽しみにしている人は、

趣味もなく何もする事がないヒマな老人以外に、

この国にまだ存在しているのだろうか?

う〜ん、そういう人はまだかなり数がいそうな気がする。

そういう人は、西村知美さんが走る姿を見て、

自分のためにやってくれているような気がするのだろう。

「滅私奉公」のような、自分の体がダメになっても、

世間がよろこんでくれればそれでよいという

ひたむきな人間が、まだこの国に残っていることを

確かめたいのでしょうね。

僕はそういったことは嫌いですが、

そういう人を批判してもしょうがないし、そんなことをする情熱もないです。

奉仕番組をするぐらいなら、司会のタレントや

ゲストはノーギャラで参加するべきだと思いませんか?

自分はギャラを貰いながら、視聴者には

寄付をお願いするのは矛盾していると思うんです。

さてさて、今年も目標金額を達成できるんでしょうかね?

皆の好意でする募金なのに目標金額ってなに?




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名塚元哉 |←ホームページ