先週発表されたデータによると、自殺者が4年連続で3万人を超えたということです。その数交通事故死の3.5倍。1日に80人を超える人が自ら命を断っています。毎日新聞によると地方都市が毎年1つずつ消えていく人数だそうです。自殺者の6割強が50歳以上。経済問題や生活苦を理由にする自殺者は90年代に増えはじめ、98年に急増、いまや年間約7000人に上るということです。経済問題、そして病苦など、それぞれの不幸が自殺を生み、残された家族も精神的、経済的に打撃を受けます。「日経」によれば、世界有数の自殺国ハンガリーでは総合病院に「自殺科」があるそうです。日本は、悩みを一人で抱え込む人がまだまだ多いのではないでしょうか。日本の精神科は、欧米など先進国に比べるとだんとつに頼りないのですが、それでも相談に行って、カウンセラーとコミュニケーションするのは一つの手段です。アルゼンチンやイタリアの一部地域では完全失業率は日本以上です。宗教の違いもあるのかもしれませんが、経済問題での自殺者は少ないそうです。あの国の人々は、実に大らかです。もしかすると、ある人は歌や踊り、またある人は好きなサッカーチームを応援することで、体内でエンドルフィンが分泌され、不安を消しているのかもしれません。こうしたちょっとしたことで手に入る個人的な快楽を日本の多くの自殺者がしっていたら、自殺が人生の選択肢になったのだろうかと考えました。幸福感を積極的に求めた国民と、そうでなくても何とか生きてこられた国民の違いをこの自殺者数が表しているのかもしれません。 ↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。↑ひんやりシートを首に巻いています。←今日の空はどうなの?