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2002年07月20日(土) 「夏です」と1回言った

10月9日大阪シアタードラマシティーで開かれる

鈴木重子さんのコンサートチケットが本日発売。

コンサート会場も去年と同じなのですが、

e-プラスで2枚購入した座席がですね、

列が去年と同じ1ブロック11列目で、

しかも座席番号もまったく同じなんですよ。

こんな偶然ってあるんですね〜。


さて話題は変わりますが、関東や近畿地方は今日梅雨明けしました。

そして、世間は夏休みに突入ですね。

僕の仕事は毎日が夏休みみたいなものなので、

普段とさほど変わらないのですが、まあなんとなく昔の気分が蘇りますね。


この時期になるとよく聞く歌があります。

今日は書くネタもないので、その詩を紹介します。


たまのベーシスト滝本晃司さん作詞


『 「夏です」と1回言った 』

コップについたたくさんの水滴
クスリの数
部屋の暑さのとどかない床のつめたさ
よく陽のさすテーブルの下
音もなくちぎられるボクのあちこち
虫のようにきちんとしていて
なんだかもうオカシクテ笑いはじめるよ
君だまろうとしていたの
話そうとしていたの
スプーンを磨く指がきれいだよ
ボクはけっこう好きさ
こんなふうに部屋中が夏になってゆくのが

上と下からたちこめる空気が
G線上のアリアで「夏です」と言った
1回言った
晴れわたる空
雲の切れ間をよこぎるあのヒコーキの向かうさきが寒い国なら
あの中はきっと冬なんだろう
こんな  こんなに暑い日にだ
乾いた駐車場でゆれている
花火の焦げ跡のようにボクが見上げていると
こんどはカノンで「夏休みですから」って
まだ小さなひまわりが
それぞれ1回づつ言った



アルバム『東京フルーツ』に収録された

たまバージョンもいいのですが、

滝本ソロアルバムバージョンのほうが、

ギター、チェロ、バイオリン、コントラバスの音が

涼しげではかなくて好きです。

夏になると1日1回は聞いています。

驚くことにこの詩は、滝本さんが中学生の時に

出された夏休みの宿題のために書き上げた詩だそうで、

10代の頃から、独特な詩を書いていたんですね。





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名塚元哉 |←ホームページ