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2002年07月02日(火) ペンは剣よりも強し(?)

ここ数日の間に、

『エンピツ』さんで日記を綴っている方々の

日記が次々閉鎖する寂しい事態が起こっています。

この4日ほどの間に、3人も・・・。

閉鎖の原因が、

良かれ悪かれの大手掲示板2ちゃんねるに

エンピツ感想スレッドなるものがあって、

そこで、批判されていたそうです。

たかだかWeb日記じゃないですか。

自分がお金を払って読んで、

面白くないと思ったら、批判してもいいとは思うんですが、

無料だし、他人の徒然なる日記じゃないの。

自分の尺度で計れないものを素直に

それと認めたうえで、

じっくりと肯定か否定かを吟味して、

どうしても納得いかないのなら、

その人に直接言うべきだと思うのですが。

そう考える僕は甘いのでしょうか?

晒された人も、すぐ日記を切捨てていっては、

折角、今まで綴った労力が水の泡。

嫌な意見もそれと認めて逆手に取れば、

「短所転じて長所となす」のように、

切り捨てるのではなく上手く付きあってこそ、

成長に繋がると思うのですが。

読む側も、必要以上に腹を立てずに、

「そういう人もいるのか」ぐらいに

受け止める度量をもってほしいような。

書く側も、作品を世に公表して、

人目に触れさせることは、

誉め言葉だけではなくて、

批評、批判も当然あるということを

頭に入れておく必要もあります。

ただし、“けなす” と “批評・批判” は別物です。

批評・批判は作者がそこから新しい可能性を

気付くヒントにもなるものです。

日記だけでなくどんな文章に対しても、

的確な批評・批判をするためには、

論理力と読書力がある程度は必要ですが、

言い放つだけは“けなし”でしかないです。

(そこのボーダーラインが難しくもあるのですが)

ちゃんとした批評や批判ならやるべきことだと思うし、

作品を提供する側はそれに耳を傾けるべきです。

ペンも剣も人間の使い方ひとつで、

どちらも最低の暴力になりかねないということを

注意しましょう。




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名塚元哉 |←ホームページ