サッカーのカタルシスは爆発的で、それがゴールという奇跡によって成立する事を考えると宗教的ですらある。サッカーよりも刺激的な人生を送るのはそう簡単ではないないような気がする。 ---村上 龍---日韓共催のW杯が開幕した。サッカーネタを書くと投票率もダウンするが、そんなことに構っていられない(笑)2カ国にまたがって共催される初のW杯。アジアで開かれるのも初めて。FIFAのマーケティング代理店の倒産や、チケット発送の遅れなど、(障害者用の車椅子チケットは、会場で手渡しとなった。)FIFAが抱える不透明な利権体質による運営のずさんさが、4年前のフランス大会の時と同じく目に付く状況となった。開会式はほとんどキムタクのアップで、NHKのセンスのなさが露呈した。開会式は一度しかお披露目されない式典なのに、スタジオとキムタクばっかり映すなー!!キムタクなんか、いつでも見れるちゅうねん!!オリンピックなら、開会式はちゃんと放映するくせに。開幕試合は、前回大会優勝国フランスとW杯初出場のセネガルの試合だ。セネガル代表は1月のアフリカ選手権で、カメルーンとPK戦の死闘を演じた末、準優勝。アフリカ勢で最も組織立ったプレーを見せるセネガルが、いきなり世界NO.1を震撼させた。セネガルは前半30分、FWディウフが左サイドからドリブルで持ち込み、センタリング。GKに当たったこぼれ玉を、MFのB・ディオプが押し込んだ。フランスは、ボール支配率では上回ったが、相手の堅い守りに阻まれた。MFアンリのシュートが、クロスバーやゴールポストに当たる非常に惜しい場面が多かった。前回大会とほぼ変わらない豪華メンバーだったが、主軸ジダンの欠場が大きく響いた。サッカーへの興味がつきないのは、目まぐるしくフォーメーションが変わり、勝負の結果が予測不可能なスポーツだからだ。だからこそ、サッカーは刺激的で、一度はまると抜け出せなくなるスポーツなのだ。 ↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。↑鉄腕アトムに鼻をほじられそうになる我輩。←今日の空はどうなの?