TBSの人気番組『筋肉番付』が放映終了に決まったそうです。好きな番組の一つだっただけで、少し残念な気がします。そもそも、この番組が休止するきっかけとなったのが、新種目「力島」の収録中に2人の男性が首に損傷を負ったことから始まります。以前の特番でも、上から降って来る20キロのタイヤを鉄板一枚で受け止めその重さと衝撃に耐えろという冷静に考えると、とても無茶な種目で、特撮番組で若いお母様の熱い視線を集めている芸能人の方が、2人負傷して途中棄権したことがありました。しかし、彼らのケガについては番組中では一言も触れられず、次の種目の際に「棄権」と表示されただけでした。「安全対策の再検討」ならこの時点でやっておくべきだったと思いますが、うやむやにしてしまうのはTBSならではですね。そのうやむやが、のちに次の事故を生み出したことは事実です。昔の『筋肉番付』は、『ストラックアウト』『キックターゲット』『ハンドウォーク』『9フープス』『ダルマ落とし』など地味目な種目が多く、ノンビリと見れる番組でしたが。「SASUKE」が始まってから、エスカレートな競技が増えていった気がします。過激な競技を増やさざるを得ないのはさらなる刺激を求め続ける視聴者側にも原因があるのですが。そしてこの番組は、最近新種目『スーパードッグ』をスタートさせ、人間のみならず犬にまで手を伸ばし始めていました。犬は、人間以上に予想もしない行動をするので、となりの台に乗り損ねて、胸を打ったイヌもいます。高い台から、マットの敷かれていない地面に飛び降りるイヌも多く見ていて心配する場面もいくつかありました。イヌは痛みなどを訴えませんので、もしかして、骨にひびが入ったり、怪我をしているイヌがいるかもしれません。TBSは、個々の種目の安全性確保を大前提として、番組全体の在り方を抜本的に見直し、今秋を目途に新たなスポーツエンタテインメント番組を開発することにしたそうです。このTBSの発表の言わんとしている意味がよく分りません。まるで「『筋肉番付』の時は、安全性は度外視していました。」と認めるような発言ですね。秋に復活する時は、パワー系重視よりも技術系重視の番組にしてくださいね。○お知らせ○フリーライター有田芳生氏と滝本太郎弁護士らによる『奇跡の詩人』疑惑本発行にともない、皆さんのご意見を募集しているそうです。詳しくはこちら。よろしくお願いしま〜す。昨日のNHKの会見。「再放送すれば誤解生む」本放送時に誤解を生む可能性は考えていなかったんだろうか?「障害を持つ少年を実験の対象にすることは適切ではない。」障害者にとって適切ではない、講談社のハードスケジュールを何の疑問も感じず録画し続けたNHKには良心もないと思うのですが。「抗議の電話も減った。」ウソばっかり。上層部に伝達されてないだけでしょうが。NHKもTBSも、致命的な事態が起こることはないだろうと、タカをくくってしまったためにリスクを背負ってしまう羽目になった。昨日も書いた「最悪のケースを考える」という概念がないわけで、そこに責任と決定権の所在が曖昧な日本社会の特徴がよく現れている気がします。何かと批判が多い日テレの『マネーの虎』を先週と今週2回見てみました。いや〜面白いですよ、この番組。人間性の駆け引きと、論理力とディベートの勉強になります。ところで、吉田栄作のいる意味はどこにあるんでしょう? ↑投票ボタンです。押してくれればやる気が出て日記更新します。↑当分「エリザベス」着けての生活です。←今日の空はどうなの?