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2002年05月23日(木) 最悪のケースを考えておく習慣

皆さんもニュースやワイドショーでご存知のとおり、

大分県中津江村をキャンプ地にしているカメルーンが

ようやく明日、中津江村に到着するようだ。

本来であれば19日に到着予定だっただけに、

いろんな予定をくんでいた役場も、毎日の対応に追われていた。

一方、セネガルのキャンプ地静岡県藤枝市の

担当課長が、月曜日に自殺する事件も起きた。

代表がキャンプ地に来る理由は、選手が長距離移動後の休養をとり、

試合に備えてコンディションを整えるためであって、

親善試合や歓迎イベントに参加するためではない。

自治体が必要以上の背伸びや大判振舞いをする必要もなく、

「束の間の宿を求める旅人」に、

自分達が出来る範囲内での心を込めたおもてなしをする程度でいいのだ。

そのおもてなしに選手が文句を言うようなら、

「文句があるなら出て行ってくれ!」と

突き返すぐらいのプライドがないとダメだ。

あわよくば、代表チームで儲けようと必要以上に

予算を組み仕事を増やすことのメリットと、

それが失敗に終った時のデメリットを考えずに取り組んでしまった結果が、

この2つのキャンプ地だけでなく、各地で現れているような気がする。

僕は、何も自治体の対応を責めるつもりは毛頭なく、

むしろその努力には敬意を表しているつもりだ。

ただ、このところのニュースでもお馴染の

日本独特の「最悪のケースをいくつか考えておく」

「またその場合にどのように対応して事態収拾に乗り出すか」という

習慣のなさを危惧しているのである。

ともかく、自殺した課長さんのご冥福を心よりお祈りします。




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↑傷口も大したこともなく、カットショップに行ってきました。
サマーカットをして、すっかり細くなって帰ってきました(笑)


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名塚元哉 |←ホームページ