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2002年04月17日(水) Where is Yuji ?

武力攻撃事態法案をはじめとする

有事法制の関連3法案が閣議決定され、

いよいよ国会に提出される。

万一に備える法の設備は基本的には必要だが、

日本お得意の、中途半端であいまいなのにもかかわらず

基本的人権を広く制限する内容なだけに、国民の不安が強いのも当然と言える。

さて、法が想定する「武力攻撃事態」とは果して一体どんな場合なのか。

法案では日本が直接の攻撃を受けた場合だけでなく

「武力攻撃が予想されるに至った事態」も含むとする。

だが、その基準が具体的に示されていない。

そもそもこの法案が、最初に検討されたのは四半世紀前、

ソ連の侵攻が想定された冷戦時代の遺物である。

テロや不審船対策が含まれた包括的法案ではない。

だから、周辺国のゲリラが上陸しても、

この法案では日本を守る事は出来ない。

また、大規模な自然災害時の有事にも機能しないときては、

肝心の国民の生命や財産を保護することも出来ない。

国民のための法案と言うが、

あの阪神大震災でさえ、アメリカや、山口さん家のヤ○ザくんより

政府が動くのは遅かったではないか!!

戦争であるかどうかを見極める事が難しい時代、

そんな非常時に政府がスムーズに動けるわけもない!

この法案が通れば、日本は再び軍国主義に戻ってしまうと考える人もいる。

これは結局のところ、

「私は私自身の判断を信頼し、状況に的確に対処できる」と考えるのなら、

有事法制があってもいいとは思う。

だが、今国会での成立にこだわって、

あいまいな表現のままで強引に法案を通そうとするのではなく、

国家の大事に備える法案だからこそ、私たち国民とともに徹底的に議論し、

真剣に合意を求めていくことが大事なのだ。

大きな議論が苦手だからとは言わずに、

もっともっと論争が巻き起こってもいいとは思うが。

それよりも、非常事態を招かないためにも、

日頃の政治、外交をしっかりやってほしい。

それが平和憲法を有する国の本当の使命だと思うのだ。

有事法制に人権保護法案に青少年有害情報対策基本法と

どれもこれも、細かいアラをもみ消すために中途半端であいまいで、

早急に決めようとする国会はますます不信を買うばかり。

日本の明日はどっちだ!?


↑「我輩の大好物はバナナ。」





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