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2002年03月25日(月) 医薬分業政策て何?

今日は、文面だけでは、説明が出来難いので、

写真日記にします。

(なお、サーバーの調節作業で、

画像表示が遅いかもしれません、ご了承ください。)

神戸労災病院に心臓の定期健診に行ってきました。


↑2年前に改築されました。


↑「な、な、なんですと!!」


労災病院の周辺が、何だか大変な事になってますよ!!

院外処方箋専門の薬局が7件も出来ている!!










↑4月1日オープン





なぜに?これほどまで・・・・・・・・?

4月から、厚生省の打ち出した、

『医薬分業政策』により、病院で処方される薬は、

全て院外薬局で受け取らなくてはいけなくなったらしいんです。

でも、いくらなんでも薬局の数多すぎじゃないですか!!?

ところで、どうして『医薬分業政策』になると薬局が増えるのでせう?

担当のドクターに質問したところ、

「お国の命令で、実施することになった。」

「この政策を実施しないと、医療保険が減らされ、

病院経営の危機になる」だそうな。

また製薬会社の傲慢さが分ってしまいました。

もっと詳しく知りたいと、家に帰って

ネット検索(いい時代になりましたね。)してみました。

01年度に調査された、日薬の「薬剤師確保状況調査」結果によると、

ドラッグストアや院外薬局が増え、その結果薬剤師が不足しているそうです。

でも、各店舗に、薬剤師は必要なはず。

・・・・・・・・・・・・・・・・!

なぬ?もしやニセ薬剤師がいるかもしれないってことですか?

それとも、日本の薬剤師免許は、一度習得すると、

死ぬまで更新しなくてもいいから、

引退してご隠居生活していたほうが、

良さそうなお年寄り薬剤師も働いているのでしょうか?

考えれば考えるほど、謎は深まるばかり。

他にも、院外処方が100%に達すると、

年間の保健医療費は2兆円に増加する。

医薬分業が進むと、分業の上昇率以上に調剤医療費を増大させる。

きゃー、製薬会社丸儲け。

旧厚生省が96年に行った受療行動調査の中から

「現在、一部病院では、自宅近くの薬局で薬がもらえるよう院外処方せんを発行していますが、

選ぶことができればこの制度を利用しますか」という設問に対する、

年齢階級別の回答状況を紹介しているHPがありました。

この回答結果では、年齢階級が高い患者ほど、

院外処方せんを「当面利用しない」患者の割合が多くなり、

65歳以上の患者で特に多くなっていました。このことから報告書では、

医薬分業は「院内薬剤費の減少はもたらしたが、

それを上回って調剤薬局の投薬費を大幅に増加させた。

患者からの評判も決して良いとはいえず、今後ますます高齢者が増えていく中で、

医薬分業は高齢者に優しくない制度であるといえよう」と結論づけ、

分業推進政策の見直しを求めています。

考えてみて下さい、何故身体の不自由な人や車椅子に乗った人やお年寄りが、

わざわざ院外の遠く離れた所まで出て行って薬をもらわなくちゃいけないんですか?

身体がツラいから病院行ってるんですよ。

薬局行けるぐらい元気なら問題ないって話。

患者や障害者の事を全然考えてないよ。

メリットよりデメリットの多い政策を打ち出すなんて、流石は日本ですね。


↑オマケ写真、スーパーの前で飼い主さんを待つ、レトリーバ








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名塚元哉 |←ホームページ