黄金週間、5月5日に夫の友人宅で行われたバーベキューパーティに参加してきた。参加者は4家族と単身者1名。大人と子供入り混じって総勢17人。夫の友人は大手ハウスメーカーで建築士をしていて、自分で設計した新居のお披露目もかねて…というような集まりだった。
建築士さんが建てた自分の家だけあって、かなり素敵なお宅だった。17人でお邪魔してもまだ余裕があるほど広々としたお宅で中庭にバーベキューセットを置き、子供達はリビングで遊んだり、焼き上がったお肉を食べたり。娘は大はしゃぎで広いフローリングの床を這いまわっていた。
今回集まったのは夫が大学時代に所属していたクラブの集まりで、私も何度か集まりに参加したことがあったのだけど、家族ぐるみでの集まりに参加したのは初めて。子育て中のご家族ばかりだったので子育ての話を聞くのを楽しみにしていたのだけど、色々と考えさせられることの多い1日となった。
4家族も集まれば考え方や方針もそれぞれだった。特に印象的だったのが小学校お受験を控えた娘さんに足し算をさせて自慢してい父親と、場所を提供してくれた人の小学生の長男さんが自閉症で、息子さんがパニックになったのを根気良くなだめていた父親の対比。2人は話をしていても全然違っていて、前者の父親は「普通に出来るのは当たり前。それ以上に頑張ってもらわなきゃ」と言う感じなのに対して、後者の父親は「この子がより良く成長してもらうにはどうしたら良いか」という部分に重点を置いているようだった。
自閉症の息子さんを持つ人に同情するとか、そう言うおこがましい意味ではなくて、自分自身子育てに対して「普通に出来る=当たり前」という観念を持ってしまっていることを深く反省した。
私は娘を育てつつ毎日楽しく生活しているのだけれど、正直「しんどいなぁ」と思う事だってある。そして娘も生後6ヶ月を過ぎて、子育てに慣れてきたせいか娘に対して、いい加減に接することも多々ある。娘がお腹にいた頃…切迫早産で無事に産まれてこないかも知れないという危機にあった時は「とりあえず命を持ってこの世に出てきてくれたら、あとは私達が頑張るから、なんとか出てきてちょうだい」と切実に思っていたのに、我ながら随分な変わりようだ。もっと丁寧に娘とかかわるようにしなければ。
ちなみに、夫の友人は自分の息子が自閉症だということを今まで伏せていたらしく、今回の集まりではじめて告白したとのこと。帰宅してから夫が「あいつは弱音を吐かない男だからなぁ…」と漏らしていた。「場所はいつでも提供するから、また皆で集まろう」とのことだったので、今後も家族ぐるみでお付き合い出来れば良いのになぁ……と思う。
親として考えさせられることがあったのも事実だけれど、バーベキューパーティは純粋に楽しかった。黄金週間も終わって今日から通常モード。気持ちを切り替えて頑張っていこう……って事で今日の日記はこれにてオシマイ。