週末を利用して夫と2人、1泊2日で白浜へ旅行に出掛けた。
新婚旅行以外では夫と行く初めての旅行。赤ん坊が生まれたら、のんびりした旅など出来ないだろう……とて、今回は贅沢にも露天風呂のついている部屋を予約。自分達の経済力からすると、ちょっぴり背伸びしたプランだった。
1日目は白浜観光など。三段崖や千畳敷、円月島などの絶景スポットを巡った。お天気が心配だったのだけど奇跡的にも雨は降らず、むしろ涼しくて観光するにはもってこいの気温。何をするでなく海岸に座ってボーッとしたり、買ったばかりのデジカメで写真を撮ったり。デジカメは赤ん坊のために買ったのだけど「俺はあまり写真摂る趣味ってないんだけどなぁ…」と言っていた夫が、以外と熱心に撮影していた。
1日目で面白かったのは白浜水族館。京都大学の研究施設で、観光客にも会報しているものの、もともとが研究施設なので飼育されている魚のラインナップが少し変わったいた。食べられる魚が多いのだ。水槽の前で「これは塩焼き。これは煮付け。唐揚。天麩羅…」などと調理方法を言いながら見て歩くのはなかなか面白かった。もっとも、水槽の中で買われている魚は、きっと食べても美味しくないのだろうけれど。
白浜の景色を存分に楽しんだ後、宿に向かった。奮発して泊ったお宿は……実に素晴らしかった。巨大観光ホテルではなくて、こじんまりした旅館にしたのだけど、余計な設備が無い分、静かだったし、もともとが料理旅館とのことで、お料理も美味だった。そして、部屋についている露天風呂の良かったことと言ったら! その旅館は大浴場も素敵だったけれど、他人に気遣うことなく露天風呂に入れるってのは、こうも気楽で良いものかと感激した。家族が増えたら、こんな贅沢はしていられないだろうけれど家族で来ても楽しいと思う。「家族と一緒にお風呂に入る」って、とても楽しい。
夕食後は浴衣に下駄を引っ掛けてお散歩など。白良浜に出て、若い人のグループがしている花火や、ビーチサッカーをボンヤリ眺めた。海水浴シーズンには少し早い時期だったので、ほどよく静かでのんびり過ごした夜だった。(白浜旅行その2に続く)